ポリマー混練の基礎研究およびポリマー混練装置の改良・開発への応用【大阪開催】

VCMTを応用した2軸押出機は、スクリュー回転の高速化が可能であり、プラスチックコンパウンドの生産性が大幅に向上している!フィラーの分散混合および分配混合に及ぼす影響を説明!

ポリマー混練の基礎研究およびポリマー混練装置の改良・開発への応用

主催:R&D支援センター

日時:2012年2月9日(木) 12:30〜16:30

【講座のポイント】
 ポリマー(プラスチック・ゴム)の混練装置の改良および新機種の開発に際し、モデル試験(2次元モデル・3次元モデル試験装置)の手法を開発して、ロータの形状・寸法および回転数・混練時間などの操作条件が、フィラーの分散混合および分配混合に及ぼす影響を明らかにした。

 モデル試験によるポリマー混練の基礎研究の結果を利用すると、インターナルミキサーロータの改良、新しい連続式混練機の開発などを効率良く進められた。

  最近ではロータあるいはロータセグメントのチップクリアランス(TC)を、軸方向および周方向に変化させる技術(VCMT)を応用したインターナルミキサーの6翼ロータあるいは2軸押出機のロータセグメントが開発され、混練装置の生産量の大幅な増加が図られている。

【受講対象者・レベル】
 ポリマー混練装置の種類、混練メカニズム、特長、最近の技術動向などに関心のある方のご参考に供したい。

【プログラム】
1.ポリマー混練の基礎
  1-1 ポリマーの混練過程
  1-2 ポリマーへのフィラーの分散および分配混合
  1-3 ポリマー混練機構の基礎研究(モデル試験)
  1-4 混練装置のロータおよびスクリーの形状・寸法および混練装置の操作条件が混練品質に及ぼす影響
2.ポリマー混練装置の種類、混練機構、特長および技術動向
  2-1 バッチ式混練機(インターナルミキサー、ニーダ)
  2-2 連続式混練機
  2-3 2軸押出機(同方向回転噛合型)
3.新しいポリマー混練技術(VCMT)の開発、実用化
  4-1 VCMT(Various Clearance Mixing Technology)の混練機構
  4-2 インターナルミキサー6翼ロータ(6WI )の開発、実用化
  4-3 2軸押出機ロータセグメントの開発、実用化

【質疑応答・名刺交換】