電気自動車の世界市場動向と自動車用リチウムイオン電池の製造コストの試算2012

中国やドイツで完成車メーカー/部品メーカー/政府系研究機関などに対するインタビューを通じて得た、EVの実際の普及や事業機会に対する見方を、手触り感を持って解説!自動車用大型リチウムイオン電池(セル)の特性に基づいた、実用電池の設計を基礎に、原材料と製造コストを試算!

電気自動車の世界市場動向と自動車用リチウムイオン電池の製造コストの試算2012

主催:R&D支援センター

日時:2012年2月24日(金) 13:00〜16:15

第1部 グローバルでのEV普及シナリオと事業機会
【講座のポイント】
 中国をはじめ、世界の名だたる完成車メーカーがEVを開発しており、市場投入も始まっている。今回は各主要市場について普及シナリオを捉えながら、EVがもたらす多様な新規事業機会について、ご紹介する。

【受講対象者・レベル】
 ・部品メーカーや関連機器メーカーで開発・営業・事業企画に携わる方

 ・商社やアフターマーケットなどバリューチェーン全般で車ビジネスに関わる方

【プログラム】
1.グローバルEV市場動向
  1-1 グローバル市場と環境規制の動向
  1-2 EV及び関連部品の市場規模予測
  1-3 EVの用途とタイプ
2.EVを取り巻く環境
  2-1 EV普及に向けた消費者支援
  2-2 EV開発を加速するメーカーへの開発助成
  2-3 インフラ整備状況と規格化の流れ
3.完成車メーカーの動向
  3-1 主要完成車メーカーのEV戦略/位置づけ
  3-2 日・米・欧・中の開発プロセス/役割分担とその違い
4.部品メーカーの動向
  4-1 日系部品メーカーが置かれた状況
  4-2 日・米・欧・中の主要部品メーカーの技術レベル
  4-3 提携・買収動向とその狙い
5.日系プレイヤーの事業機会
  5-1 部品/機器メーカーにとってのチャンス
  5-2 サービスプレイヤーにとってのチャンス
【質疑応答・名刺交換】

                                                                                                                                                              • -

第2部 自動車用リチウムイオン電池の製造プロセス・製造技術とコスト検討
【講座のポイント】
 世界のインフラとも成った、民生用小型リチウムイオン電池の生産基盤を背景に、2010年を元年として、自動車用など中・大型電池の生産が開始した。容量、特性そしてコストなどが小型とは大きく異なる中・大型電池は、その製造プロセスの合理化とコストダウンが、世代交代的な動きの中で進行している。本セミナーでは、これらの動向を可能な限り把握し、2,3の仮定はあるものの試算に基づいた結果をお示し、関係各位の論議に供したい。

【受講対象者・レベル】
 技術的な基本は始めに要点を説明しますが、コスト試算などは特に技術的な予備知識は無くお聞きいただけます。広く技術、営業、企画などのご担当に聞いていただきたく思います。

【プログラム】
1.自動車用LiBの仕様と原材料コスト
  HV、PHV及びEVの国内各社データ、セル設計と原材料
2.LiBの製造プロセスとコスト
  試算、30Ah容量、100万セル/年の生産規模を仮定した設備投資と生産
3.電動化自動車の生産台数試算
  コスト試算の基礎数値として仮定
4.LiBの総量とコスト積算
5.コストのマップとコストダウン
6.製造プロセスの機器メーカー
  汎用機から専用機へ
  まとめ

【質疑応答・名刺交換】