ワイヤレス給電の基礎と磁気共鳴型方式の設計・共振器の選択【大阪開催】
中距離の伝送で最も有望な方式の“磁気共鳴”方式について電源部と伝送部の要求を同時に満たす設計方法・測定法など詳解!
主催:R&D支援センター
日時:2012年3月5日(月) 12:30〜16:30
【受講対象】
ワイヤレス給電システムの開発技術者
【習得できる知識】
磁気共鳴”方式システムの開発にあたって必要な以下の知識を習得する。各方式の違い、“磁気共鳴”方式の特徴、電源部と伝送部の要求を同時に満たす設計方法、伝送部の核となる共振器特性の測定法、システム伝送特性の測定法。
【講座のポイント】
磁気共鳴”方式は中距離の伝送が可能な最も有望な方式として広く開発・研究されている。これに携わる専門家にはたまたま高周波通信分野の技術者が多かったためにこれまでは伝送系のみを取り上げた研究が多かったが、最近電源回路との一体的な研究の必要性が認識されるようになり、電力技術者と通信技術者の協力が始まった。
この講演はそのような背景の下に、両分野の足りないところを補って実りある協力を進めるために必要な知識を提供しようとするものである。
【プログラム】
1.ワイヤレス給電に用いる電源
1-1.50オーム電源とその限界
1-2.スイッチング電源
1-3.スイッチング電源と複共振器による給電
2.伝送系の解析・設計法の比較と設計法の転換
2-1.力率条件
2-2.整合条件
2-3.BPF条件
2-3.スイッチング電源への対応
2-4.力率条件とBPF条件の比較
3.BPF設計理論の適用
3-1.原型LPFの導出
3-2.等価変換
3-3.BPFへの変換
3-4.回路の等価変換
3-5.WPT回路としての条件
3-6.設計法
4.設計例
4-1.等しい共振器
4-2.異なる共振器
4-3.リピーターの設計
4-4.ループコイルの導入によるインピーダンス変換
5.電源回路を含めた共鳴型システムの効率
5-1.電源回路から伝送系への要求
5-2.伝送効率最大化の可能性
6.共鳴型システムの測定法
6-1.ベクトルネットワークアナライザによる測定
6-2.オシロスコープによる測定
【質疑応答・名刺交換】