ぬれ・接着のメカニズムおよび表面・界面制御とその評価方法【大阪開催】
ぬれ性の基礎を接着現象との関係から説明し、動的解析の有効性や界面機能材料について、検討例や応用例を挙げながら詳細に解説!
主催:2012年3月6日(火) 12:30〜16:30
【受講対象】
・ぬれ性の基本を知り、その動的解析を始める方
・種々の表面・界面事象評価において、従来のぬれ性解析以上の知見を得たい方
【講座のポイント】
ぬれ性は接着をはじめとする様々な界面事象を知る上で重要な概念である。なかでも、その動的解析は界面機能の発現と持続性を評価する有効な武器となる。本セミナーではぬれ性の基礎を接着現象との関係から説明した後、その動的解析の有効性や界面機能材料について、演者らによる検討例や応用例を挙げながら詳細に解説する。
【プログラム】
1.接着の界面科学 〜ぬれとは何か?〜
1-1.接着の素過程
1-2.ぬれの基礎と接触角測定
1-3.表面張力と界面張力
1-4.ぬれの臨界表面張力
1-5.接着の最適条件
2.動的ぬれ性の評価 〜表面・界面状態をどのように評価するか〜
2-1.意義及び有効性
2-2.セグメントの選択的吸着挙動(自己組織化)
2-3.ガラス転移のダイナミクス
2-4.動的接触角(DCA)
2-5.湿潤張力緩和(ATR)
3.DCA、ATRによる評価と界面機能性 〜動的ぬれ性測定のポイント〜
3-1.動的ぬれ性と表面分子運動性
3-2.プラズマ処理表面の評価
3-3.親水化処理表面の評価
3-4.各種くし形高分子表面の評価
4.界面機能性高分子 〜表面・界面をコントロールするには?〜
4-1.植物由来材料の応用
4-2.脂肪族ポリエステルの表面張力
4-3.相容化剤
4-4.界面活性剤
4-5.粘着剤
4-6.粘着特性と動的ぬれ性
【質疑応答・名刺交換・個別相談】