食品分野における放射線量測定、異物分析のKnow-how

食品業界において、今最も注意しなければならない(1)放射線量の測定と(2)混入異物の分析について、それぞれ原理や規制の概説をし、実際の留意点に関しても事例を用いて解説する!

食品分野における放射線量測定、異物分析のKnow-how

主催:R&D支援センター

日時:2012年3月27日(火) 12:30〜16:30

【講座の趣旨、ポイント】
 原発の事故以来,食品の安全性,特に放射能汚染への関心が高まり,様々な分析機関で放射線量の測定が行われている。測定は容易に実施できるものが多いが,その測定器ごとの違いや特徴,さらに,放射線に関する基礎知識を学習し,正しく放射線を知る。

 また,食品業界においては食中毒に続き,異物混入のトラブルが極めて多い。異物を特定することは顧客満足度の向上に加えて,再発防止につながる重要なプロセスである。本講習では,異物分析を行うに必要なスクリーニング分析並びに分析装置の種類と測定原理,チャートの見方,見落としがちなポイントなどについてのKnow-howを学ぶ。

【プログラム】
1.放射線量測定
  1-1 放射性物質の種類・特徴
  1-2 放射能放射線の単位
  1-3 基準値
  1-4 規制動向
  1-5 放射線測定方法の種類
  1-6 測定方法別の特徴・注意点・ポイント
  1-7 測定器の紹介
2.異物分析
  2-1 異物分析の心得(ポイント)
  2-2 外観観察・サンプル前処理
  2-3 特定成分の分離
  2-4 スクリーニング分析
  2-5 機器分析
   2-5-1 赤外線吸収スペクトル分析
   2-5-2 熱分析
   2-5-3 元素分析(エネルギー分散型X線分析)
   2-5-4 ガスクロマトグラフ分析
   2-5-5 X線回折
  2-6 異物分析の事例紹介

【質疑応答・名刺交換・個別相談】