技術戦略ロードマップの作成・利用における実践的ないくつかのポイント
ロードマップによる社内・部内マネージメントが期待通りに運用できないのはなぜ?効果的に活用するため多くのポイントや実例を紹介する実践講座!
技術戦略ロードマップの作成・利用における実践的ないくつかのポイント
〜形骸化しがちなマネージメントを実運用するための視線を持とう〜
主催:R&D支援センター
日時:2012年3月28日(水) 10:30〜16:30
【受講対象者】
・中長期的な研究開発戦略を推進することが求められる企業の経営者、マネージャー
・研究開発部門、企画部門、知財部門、標準化担当部署のリーダー/担当者
・研究開発ナショナルプロジェクトに参画する企業のマネージャー/担当者
【受講に必要なスキル】
・入門的な技術ロードマップに関する知識をお持ちの方。
・自社・自部署の推進するプロジェクト全体像、および自プロジェクトと他社・他部署のプロジェクトの相対的な関係について俯瞰的な視点で議論できる情報をお持ちの方。
【講座の趣旨、ポイント】
ロードマップ作成の教科書的な情報には、多くの方がこれまでに触れてきたと思う。しかし、実際の運用では思ったようには行かない。教科書的に説明されているロードマップの姿が理想的すぎて、現実の場面にそぐわないのである。
ロードマップによる社内・部内マネージメントが期待通りに運用できないときに確認すべきポイントを断片的ではあるが紹介する。こうした豆知識が、実践的な場面において期待以上の効果を発揮するであろう。体系だった講座構成をあきらめ、より多くのポイントや実例を紹介する実践講座と捉えていただきたい。
【プログラム】
1.ロードマップは意思疎通ツールであるという意識共有
1-1.情報共有のプラットフォーム
1-2.ポートフォリオは差別化のために
1-3.目的別の使い分け
1-4.エントリーマーケットの探索
1-5.ニーズとは
2.ロードマップ利用に伴うデメリットの回避
2-1.公的ロードマップをどう捉えるか
2-2.他社のロードマップを推定しようとする視点を持つ
2-3.社会システムとの整合性は考慮されているか
2-4.ロードマップとリスク管理は対で考える
3.日本型の強みを常に意識する習慣
3-1.すり合わせをやめるのではなく、コストを下げる
3-2.忍耐力を利用するシナリオを探せ
3-3.統括責任者は暖かい視線を持て
3-4.自前主義を好循環させる工夫を考えよ
3-5.現実的な資金・労働力・設備等の調達シナリオ
4.規制適正化や標準化戦略をロードマップに組み込むための参考実例
4-1.熱交換型換気扇の例
4-2.太陽光発電の例
4-3.政府機関の行動原理を理解しておこう
5.オープンイノベーション
5-1.ナショナルプロジェクトは利用した方が得
5-2.関連中小企業を良く観察すること
【質疑応答・名刺交換・個別相談】