蒸留の基本原理とExcelによる演習
蒸留の基礎データとなる常圧気液平衡関係の計算法について述べ、様々な工業的に用いられている蒸留法を紹介!
蒸留の基本原理とExcelによる演習 〜 PC実習付き・1人1台弊社用意 〜
主催:R&D支援センター
日時:2012年8月31日(金) 10:30〜16:30
【受講対象】
・企業に入って間もない方で、大学などで理学部、薬学部、農学部あるいは化学工学を学んでいない技術者、研究者で蒸留に従事し、原理、基礎を学びたい方を対象とします。
【予備知識】
・多少の物理化学、熱力学の知識は必要ですが、その他は特に必要な予備知識は必要ありません。
【修得知識】
・非理想系の気液平衡推算
・蒸留の種類
・連続蒸留塔の段計算
【講座の趣旨】
蒸留はもっとも一般的な相平衡分離方法の一つある。しかし、蒸留塔を実際組む際には、単蒸留と異なる様々な因子を考えなければならない。ここでは、まずはじめに蒸留の基礎データとなる常圧気液平衡関係の計算法について述べ、次に様々な工業的に用いられている蒸留法を紹介する。さらに、連続蒸留塔の簡単な設計を行ってみたい。また、蒸留塔の段数計算では一部、マクロを使用したワークシートをインターネット、メールまたはメモリースティックで配信する。なお、作図の際には30cm程度の直定規も使用する。
※USBメモリなどの記録媒体と、定規(30cm程度)はご持参ください。
【プログラム】
1.蒸留の種類
・単蒸留 ・フラッシュ蒸留 ・連続蒸留
2.連続蒸留とその原理
3.気液平衡関係
3-1.気液平衡関係の測定法と表示
3-2.気液平衡データからの非理想系計算
非理想系の気液平衡計算(エクセル演習)
4.連続蒸留塔の設計
4-1.蒸留塔の物質収支
4-2.マッケーブ-シーレ法による段数計算
・Q値と還流比と理論段数(エクセル演習)
5.スケールアップへの道
5-1.蒸留塔高さ、段間隔、内径
5-2.許容蒸気速度
6.熱収支の話
【質疑応答・名刺交換・個別相談】