ポリイミドの高性能化・高機能化【大阪開催】
最近のポリイミドの高性能化の技術動向、構造改良・改質による高機能化について解説!ポリイミド及びジアミンモノマーの合成法の実際・ノウハウ、これらの新規なポリイミドの構造−物性相関に関しては特に詳しく述べる!!
〜耐熱性、透明性、可溶性、液晶配向膜やプリンテッド・エレクトロニクスへの応用など〜
主催:R&D支援センター
日時:2012年9月7日(金) 12:30〜16:30
【講座のポイント】
ポリイミドは1960年代にDuPont社(米)により開発された代表的な耐熱性ポリマーであり、電子材料から宇宙、航空材料まで広範に使用されている。また、化学構造の改良・改質も精力的に研究されており、更なる高性能化や新しい機能の付与も続々と達成されている。
本講演では、先ず、最近のポリイミドの高性能化の技術動向を概説する。次に、演者が20年来、携わってきたポリイミドの構造改良・改質による高機能化について述べる。この高性能化はポリイミドに用いる新規なジアミンモノマー類の開発、高分子反応の開発などにより達成されており、応用分野としては液晶配向膜やプリンテッド・エレクトロニクスが挙げられる。尚、演者の専門分野の立場から、「ポリイミド及びジアミンモノマーの合成法の実際・ノウハウ」、「これらの新規なポリイミドの構造−物性相関」に関しては特に詳述する。
【プログラム】
1.序論
2.ポリイミドの合成概論
3.ポリイミドの物性概論
4.ポリイミドの高性能化
(1)耐熱性
(2)光学特性
(3)溶解性
5.ポリイミドの高機能化
(1)目的
(2)高機能化の手法概論
(3)長鎖アルキル基を含有するジアミンモノマーの合成
(4)複数の長鎖アルキル基・デンドロン構造を有するジアミンモノマーの合成
(5)長鎖アルキル基置換アゾベンゼン構造を有するジアミンモノマーの合成
(6)高分子反応による各種官能基の導入
(7)可溶性ポリイミドの合成方法
(8)ポリイミドの分子構造解析
(9)溶解性・耐熱性など基礎的物性の測定
(10)液晶配向膜としての応用
(11)紫外線照射による表面濡れ性変化(プリンテッド・エレクトロニクスへの応用)
(12)表面分析(ATR, XPS、AFM)
6.結語
(質疑応答・名刺交換・個別相談)