クリーンルームの基礎とクリーン化対策

実験・実測・経験に基づいて発塵の原因、汚染対策、清掃、局所クリーン化をわかりやすく解説する!

クリーンルームの基礎とクリーン化対策

〜作業員管理・教育,清掃,局所クリーン化〜

主催:R&D支援センター

日時:2012年10月26日(金) 10:30〜16:30

【習得できる知識】
 ・クリールームの基礎の確認.
 ・良品率向上のためにやるべきこと,やってはいけないこと.汚染対策.
 ・作業員やクリーンスーツ一式等の具体的管理方法.
 ・清掃の要点.
 ・局所クリーン化の要点.

【受講対象者・レベル】
 クリーン化技術に携わる全ての方々.初級の方にも,わかりやすく解説します.

【講座の趣旨】
 クリーン化技術に携わる,初級から中級までの全ての方々を対象に,基礎〜中級までの内容を解説します。
 理論のほか,実験・実測・経験に基づいて,わかりやすく説明します。例題も行い,具体例・図・表・写真も多く示します。質問は随時受け付けます。専門用語は進行に伴い随時説明します。
 内容の柱は以下の4つです。
 1.発塵の原因
 2.クリーンルームの適正な状態の維持・管理(汚染対策)
 3.清掃
 4.局所クリーン化

【プログラム】
1.クリーンルーム(以下,CR)の基礎
 1-1.清浄度のイメージをつかむ
 1-2.種類・形式・変遷

2.クリーンルーム内の汚染物質
[塵埃]
 2-1.塵埃の性質
  a.気流との関係,拡散範囲
  b.[演習]空気中での微小粒子の移動
  c.CRでの,瞬時/連続・点発塵による塵埃拡散(汚染範囲)

 2-2.人・物からの発塵
  a.拡散範囲,内圧変動,摺動発塵
  b.製品と人と製造装置の位置関係
  c.衣類の摺動による発塵
  d.人からの発塵

3.クリーンルーム内の作業員管理と教育
 3-1.CRの4原則

 3-2.クリーンスーツ着衣人体からの発塵機構
  a.クリーン手袋からの発塵
  b.クリーンスーツ内の圧力変動
  c.クリーンスーツを通しての発塵
  d.[演習]人体からの塵埃拡散範囲

 3-3.人の位置取り・適正な動作について

 3-4.クリーンスーツの選定,洗濯頻度
  a.クリーンスーツ選定の要件
  b.クリーンスーツのフィルタ効率と運動発塵量との関係
  c.クリーンスーツの劣化

 3-5.クリーン手袋は上か下か?

 3-6.エアシャワーの効果

4.さらなる清浄化への指針(対策)
 4-1.微小塵埃/ミスト/気流を把握 → そして対策へ
 4-2.普遍的な対策コンセプト
 4-3.除去/抑制の手順と考え方

5.クリーンルームの清掃
 5-1.清掃の種類と方法
 5-2.各部位の清掃方法・頻度,特定表面の清掃
 5-3.注意点

6.局所高清浄度域の確保と維持
 6-1.給排気バランスと流線の制御
 6-2.クリーンベンチ内とその周辺気流の制御
 6-3.FFU吹出しゾーン内の清浄度確保と維持

7.クリーンルームの国内外関連規格の最新動向
 ISO規格,JIS規格,JACA指針など

8.参考文献紹介(初級〜上級まで,主要なものを表紙画像と内容も含め紹介)

【質疑応答・名刺交換】