信頼性作りのための加速試験とデータ解析のポイント

信頼性の設計・改善に関わる技術者を対象に、信頼性の概念や基礎知識を踏まえて、評価・予測・データ解析手法について実務上の注意点、判断ポイントと共に加速試験の役割と進め方を分かりやすく解説!

信頼性作りのための加速試験とデータ解析のポイント

主催:R&D支援センター

日時:2012年11月26日(月) 10:00〜17:00

【講座のポイント】
 日本製品の高い評価は、その高い品質に加えてお客様の期待を製品のライフを通じて裏切らないという信頼性に支えられている。企業活動では高い信頼性を持った商品を短期間に開発して国際的な競争力を維持することが求められる。一方信頼性の不具合が企業に及ぼす影響は計り知れない。信頼性とは機能の時間的な安定性を示す特性であり、信頼性の確保には長期間の試験やデータの解析を要する効率よく進めて寿命や故障率を改善していく必要がある。本講座では、信頼性の設計・改善に関わる技術者を対象に、信頼性の概念や基礎知識を踏まえて、評価・予測・データ解析手法について実務上の注意点、判断ポイントと共に加速試験の役割と進め方を紹介するものである。

【プログラム】
1.信頼性づくりに向けて
  1.1 信頼性を取り巻く環境
  1.2 信頼性改善とナレッジマネジメント 他
2.信頼性の基礎概念
  2.1 品質と信頼性
  2.2 信頼性の尺度・指標
  2.3 信頼性の基礎数理
  2.4 信頼度関数、故障率関数とその意味 
3.信頼性作りと評価・試験の役割
  3.1 信頼性管理と設計審査の基本
  3.2 信頼性の評価と試験の役割
4.信頼性試験の設計
  4.1 試験規模の決め方
  4.2 抜き取り試験とOC曲線
  4.3 最小の試験規模をどう決めるのか 他
5.データ解析と信頼性データの解析
  5.1 データ解析の概念とサンプル数の決め方
  5.2 信頼性データの特徴と解析上の注意点
  5.3 信頼性で扱う分布
  5.4 寿命データの解析
   ・完全データの解析
   ・不完全データの解析
  5.6 ワイブル解析とその解釈  他
6.加速試験の概念と役割
  6.1 加速試験の概念と必要な理由
  6.2 信頼性づくりの2つの方法
  6.3 代表的な故障物理モデルとその利用
  6.4 加速試験データの解析(アレニウスモデル他)
  6.5 質的な加速試験と注意点演習
  6.6 故障モデルの解析(SSモデル)
7.加速試験の進め方と実施上の注意点
  7.1 機器・部品の加速試験と特徴
  7.2 加速試験の種類
  7.3 活用事例
8.その他
  8.1 信頼性の国際規格とその動向
  8.2 信頼性作りに向けて

(質疑応答・名刺交換)