リチウムイオン二次電池のマネジメント技術と安全性評価

高性能・大容量リチウムイオン二次電池の高性能と安全性を両立させるためのマネジメント技術や安全性評価を詳解！

〜定置型のバッテリーマネジメント！缶メーカーのからの初めての講演！！〜

日時：2012年11月28日（水）　10：00〜16：30

第１講　リチウムイオン二次電池のマネジメント技術と安全性
【習得知識】
システムからみたバッテリセル開発者への要求仕様、大規模バッテリシステムを設計、製造するための基本的な知識

【講座の趣旨】
　リチウムイオン二次電池は高性能化、大容量化が進むなかで、性能と安全性を確保するためには、精度の高い制御が要求される。多数のＢＣＵ（バッテリーコントロールユニット）、電池パック開発経験に基づき、リチウムイオン二次電池による電源システム設計、製作のための基本的な考え方と注意事項及び今後の取組について、実例とともに説明をする。

【プログラム】
１．はじめに
　　1-1.当社紹介
　　1-2.開発実例紹介

２．バッテリシステム
　　2-1.用語の定義
　　2-2.バッテリセルの基本特性
　　2-3.システムの基本構成
　　2-4.バッテリモジュール
　　2-5.BCU（ＢａｔｔｅｒｙＣｏｎｔｒｏｌＵｎｉｔ）の機能
　　2-6.ジャンクション回路

３．急速充放電
　　3-1.ＣＨＡｄｅＭＯ
　　3-2.温度特性
　　3-3.ＳＯＣ特性
　　3-4.寿命特性への影響
　　3-5.充電方法の最適化

４．安全性
　　4-1.基本的な考え方
　　4-2.試験規格
　　4-3.アビューズ試験
　　4-4.事故例

５．マネジメント技術
　　5-1.バッテリセルの選定
　　5-2.接続方法
　　5-3.監視：電圧・温度・電流
　　5-4.演算：ＳＯＣ・ＳＯＦ・ＳＯＨ　　　　　　　
　　5-5.制御：電圧均等化・充電・放電・温度・保護回路
　　5-6.ＢＣＵで制御不能となる事象ｇ.直流用絶縁抵抗

６．今後の取組
　　6-1.バッテリモジュールの標準化
　　6-2.BCUのコストダウンと高機能化
　　6-3.ＥＳＳ（ＥｎｅｒｇｙＳｔoｒａｇｅＳｙｓｔｅｍ）への展開

【質疑応答・名刺交換・個別相談】

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第２講　定置型蓄電システムの普及にむけた取組
【習得知識】
再生可能エネルギーの普及とともに電力の安定供給に期待される定置型蓄電システムの動向および基礎的な設計とその課題

【講座の趣旨】
　定置型蓄電システムは電力会社の送電、配電系統に接続する系統連係とスマートなエネルギーマネジメントが必要とされる。当方における取組、開発実例を通して、市場動向、リチウムイオン電池によるシステム設計及びその課題を説明する。

【プログラム】
１．背景
　　1-1.再生可能エネルギーの普及
　　1-2.補助金制度

２．普及への課題
　　2-1.システムインテグレーション
　　2-2.系統連係
　　2-3.インバータ
　　2-4.リチウムイオン電池
　　2-5.安全性

３．取組の紹介
　　3-1.市場規模
　　3-2.実証システム
　　3-3.今後の課題

【質疑応答・名刺交換・個別相談】

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第３講　リチウムイオン電池の安全性評価および特性評価について
【習得知識】
リチウムイオン蓄電池システムに関わる
　　１．開発部門における各種評価の実施方法
　　２．品質保証部門における各種評価データの捉え方
　　３．営業部門における各種評価データの利用方法
についての基本的な知識を提供する。

【講座の趣旨】
　現在リチウムイオン電池を用いた定置型蓄電システムの市場が拡大しつつある。この電池について押さえるべき安全性や特性とその評価手法について、当社の取り組みと共に紹介・説明する。

【プログラム】
１．当社紹介
２．リチウムイオン電池について
　　2-1. リチウムイオン電池の市場
　　2-2. リチウムイオン電池の構造と主な材料
　　2-3. リチウムイオン電池の事故

３．リチウムイオン電池の安全性評価
　　3-1. 各種規格
　　3-2. 機械的試験
　　3-3. 環境試験
　　3-4. 電気的試験

４．リチウムイオン電池の特性評価
　　4-1. 材料評価
　　4-2. サイクル評価
　　4-3. 反応評価

５．当社の電池評価ビジネスについて

【質疑応答・名刺交換・個別相談】