ガラスの強度と破壊挙動 〜高強度化へのアプローチ〜
材料力学や破壊力学の学習経験が無くても大丈夫!ガラスの破壊で困っていませんか?
主催:R&D支援センター
日時:2013年1月21日(月) 12:30〜16:30
【講座のポイント】
ガラスの高強度化のためには,ガラスの壊れやすさを理解する必要がある。本講演では,材料力学や破壊力学の基礎から始めて,化学的な視点をもってガラスの高強度化へ取り組むヒントを紹介する。さらに,ガラス材料に特徴的な変形機構や,本質強度測定法など最近の研究成果についても紹介する。
【受講対象者・レベル】
ガラスの破壊で困っている方,ガラスメーカー,ガラスユーザーで強度にかかるテーマに携わっている方など
【プログラム】
0.ガラスとは?
1.材料力学と破壊力学の基礎
1-1. 脆性破壊
1-2. 応力拡大係数と破壊靱性
1-3. 強度測定法と破壊靭性値測定法
1-4. 疲労現象
2.ガラスの押し込み試験
2-1. ガラスの硬度測定
2-2. 押し込み破壊靱性値
2-3. 脆さ評価
2-4. クラック発生荷重
2-5. スクラッチ試験
2-6. ナノ(サブミクロン)インデンテーション
3.ガラスの高密度化
3-1. ガラスの高密度化現象
3-2. 押し込み誘起高密度化
3-3. 損傷性,脆性評価に高密度化が及ぼす影響
4.ガラスの本質強度
4-1. 本質強度とは
4-2. ファイバー2点曲げ試験法
4-3. ガラスの本質強度の組成依存性
5.高強度ガラスへのアプローチ
5-1. ガラスの強化法
5-2. 強化ガラスの最近のトピック
【質疑応答・名刺交換】