ダイコーティングの塗布流動解析・最適設計

3次元解析、膜厚変動(端部の厚塗りやスジ、リビング)も再現!実際の解析方法や結果の観察、最適設計を解説!

ダイコーティングの塗布流動解析・最適設計

主催:R&D支援センター

日時:平成22年2月24日(水) 10:30-16:30

《対象とする受講者レベル》
塗布工程における品質改善、歩留向上、高速塗布達成を目差す技術者

塗布工程のコンピュータシミュレーションに興味を持つ技術者

新規塗布製品の新規研究開発を目差す研究者

生産現場における塗布工程を工学的に理解したい若手技術者

《講座趣旨》
 スロット塗布の塗布状況を非定常解析(コンピュータ・シミュレーション)することにより、塗布流れ方向に対する膜厚変化(先頭厚塗りや薄塗り)を再現可能である。また、塗布巾を考慮した3次元解析により、巾方向の膜厚変動(端部の厚塗りやスジ、リビング)も再現可能である。実際の解析方法や結果の観察、最適設計について述べる。

《プログラム》
1.塗布(コーティング)について
  1-1 塗布操作とは?

  1-2 塗布方法の分類

  1-3 塗布故障の種類

2.塗液流動解析の目的
  2-1 ダイ内部流動解析、塗液自由表面解析

  2-2 実現象と解析の比較

  2-3 解析技術の現状・今後の展望

3.数値計算手法に関して
  3-1 自由表面計算の取り扱い

  3-2 市販流体解析ソフトの適用

  3-3 解析仕様の選定

4.スロット塗布の解析事例紹介、解説
  4-1 巾方向に乱れる塗布故障

  4-2 巾方向端(エッジ)部の不均一

  4-3 塗布開始時の厚塗りや薄塗り

5.一般的なスロット塗布における実際の解析作業工程
  5-1 解析対象の再確認、解析仕様の選定

  5-2 プリプロセッシング(形状作成、メッシュ分割)

  5-3 数値計算実行(計算時間はどの程度かかるか)

  5-4 ポストプロセッシング(計算結果の可視化処理、塗布均一性の確認)