プラスチック表面への加飾技術
プラスチック製品をグレードアップ!プラスチック表面への加飾成形技術を採用実例をもとにトラブル対策から今後の展望まで!
〜各成形法の特徴と採用に向けた実例・トラブル対策と今後の展望〜
主催:R&D支援センター
日時:平成22年3月12日(金)10:15〜16:00
第1部 フィルムインサート(IMF)成形によるプラスチック表面加飾技術の外観トラブルと不良対策、及び最近の表面加工技術
≪プログラム≫
1.「フィルムインサート成形」とは
1-1 「フィルムインサート成形」の製法 インサートラベル製造・成形工程
1-2 「フィルムインサート成形」の製法 インサート成形によるフィルム貼り合せ
1-3 フィルム構成と成形構造
2.フィルムインサート成形のスペック
2-1 「射出インサートパネル」と「インサート転写パネル」の比較
2-2 「フィルムインサートパネル」の要求品質項目
2-3 印刷ワークサイズとフォーミング
3.工程別不良の項目と内容
3-1 工程別不良の内訳
3-2 不良内容原因の分析
4.不良対策
4-1 不良内容別の処置
4-2 対策と方向性
5.立ち上げリードタイム
6.バリエーションのご紹介
7.最近の表面加工、市場動向
・パターニングフィルム ・2色成形品 ・成形デッピング
・金属加飾〜SUS材にYMP処理〜 ・イオンプレーティング ・アルマイト加工
・電鋳プレート・化成品 ・NC加工品 ・一般外観品性
☆付録資料;中国における携帯電話の最新市場動向(むしろ、お国柄を表す珍しい携帯電話の数々)
【質疑応答】
第2部 ホットスタンプによるプラスチック加飾技術
〜各業界におけるホットスタンプの最新の応用事例と特徴〜
≪講座趣旨≫
前半は、ホットスタンプをまだ採用されていない技術者、設計者の方も対象として、最新のホットスタンプの実施例を紹介しながらホットスタンプの概要と種類、およびホットスタンプ加工の方法などを動画を交えて解説します。
後半は、最新の各業界において求められている最新の機能性や新しい加飾性についてご説明いたします。
≪プログラム≫
1.ホットスタンプの概要
1-1 ホットスタンプの原理
1-2 ホットスタンプ箔の種類と構造
メタリック箔、顔料箔、特殊箔など
1-3 多色転写箔の種類と製造プロセス
1-4 ホットスタンプの基本性能と他の加飾方法との比較
メッキ代替、塗装代替としての側面
2 ホットスタンプの応用事例
2-1 家電製品、化粧品容器、自動車部品などへのホットスタンプ実施例
2-2 欧米における最新のホットスタンプ応用事例
3 機能性を付加したホットスタンプ箔の開発技術
3-1 求められる加飾表現の多様性
3-2 物理的、化学的性能の向上と開発の現状
3-3 偽造防止、環境対策の側面
4 総括
第3部 三次元表面加飾(TOM工法)の特性と今後の展望
≪講座趣旨≫
従来の真空成形を発展させた次世代成形技術を活用した「TOM工法」の解説と「実用例の紹介および今後の展望」
≪プログラム≫
1.真空・圧空成形概論
2.次世代成形(Next Generation Forming)の開発
3.いろいろな三次元加飾工法の特徴
4.「TOM工法」の概要
5.発展する「TOM工法」
6.「TOM工法」における課題
第4部 三次元成型用加飾シートの設計及び製造方法
≪講座趣旨≫
成型品の加飾手法として、次世代成形技術(NGF)成型機により加飾シートを被覆接着する三次元表面加飾技術(TOM)工法がある。同工法は複雑な三次元形状への対応や成形品表面へ簡便に意匠や触感を付与出来る工法として注目を集めている。今回、同工法に適したシートの開発手法や評価方法について実例を交え紹介する。
≪プログラム≫
1.TOM工法における三次元成型用加飾シートの特徴
1-1 三次元成型品の加飾工法〜TOM工法の特徴
1-2 TOM工法のプロセス
1-3 TOM工法による加飾表現の拡張性
1-4 TOM工法で対応出来る成形品の材質
2.三次元成型用加飾シートの設計
2-1 TOM工法に最適化するための材質選択
2-2 成形性と物性の両立
2-3 TOM成型に適した加飾シートの設計
3.加飾シートの製造工程
3-1 フィルム製膜方法
3-2 意匠付与方法
3-3 コーティング方法
3-4 ラミネート加工方法
3-5 エンボス加工方法
4.物性評価及び成形性評価の実例
4-1 物性評価試験の実例
4-2 NGF成型機による成型性評価の実例
4-3 成型テストの実例
4-4 成型不具合の実例
5.加飾表現についての実例
5-1 色調・絵柄(グラフィック)による意匠表現
5-2 表面形状(エンボス)よる意匠表現
5-3 マテリアル(材質)による意匠表現
5-4 加飾表現の実例