グラファイト、グラフェン、ナノグラフェンの構造と電子・磁気機能
新しい電子デバイスとして期待されているグラファイトの一枚のシート(グラフェン)の特異な電子構造、電子輸送物性について詳しく解説し、「いつ頃・どんな分野に応用できるか」今後の展望を占う!
グラファイト、グラフェン、ナノグラフェンの構造と電子・磁気機能≪1名分料金で2人目無料≫
主催:R&D支援センター
日時:平成22年4月20日(火) 12:30〜16:30
《講座趣旨》
グラファイトは2次元層状の半金属であり、電子材料として興味ある対象である。最近、グラファイトの一枚のシート(グラフェン)が簡単に作成できるという発見が成されて以来、その特異な電子構造、電子輸送物性が固体物理の観点から興味を持たれ、また、新しい電子デバイスとして期待されている。また、ナノサイズのグラフェン(ナノグラフェン)は、このようなグラフェン特有の電子状態に加え、端構造に依存した興味ある電子特性をもち、これは芳香族分子の電子構造と関連を有している。本講演では、このようなグラファイト、グラフェン、ナノグラフェンの構造、電子・磁気特性について概説する。
《プログラム》
1.はじめに
2.グラファイト
2.1.グラファイトの構造と電子状態
3.グラファイト層間化合物
3.1.グラファイト層間化合物の構造化学
3.2.グラファイト層間化合物の電子構造、電子輸送、磁性
4.グラフェン
4.1.グラフェンの作成
4.2.グラフェンの電子構造
4.3.グラフェンの電子輸送とデバイス応用
5.ナノグラフェン
5.1.ナノグラフェンの作成と構造
5.2.ナノグラフェンの電子構造
5.3.ナノグラフェンの磁性
(質疑応答・名刺交換・個別相談)
キーワード:カーボンナノチューブ,CNT,炭素,講習会