高熱伝導フィラーの表面処理・分散・評価技術
LEDやパワーエレクトロニクス関連でさらに高いレベルの放熱技術が求められている。本講座では、特に重要となる熱伝導フィラーの表面処理、分散・充填技術、熱伝導率測定のポイントについて経験豊富な講師2名が詳しく解説する!
≪2名同時申込の場合、2人目は無料となります≫
主催:R&D支援センター
日時:平成22年7月5日(月) 12:30〜16:15
≪講座趣旨≫
熱伝導性フィラーを取り扱う際の表面処理手法、フィラーの樹脂への最適充填技術、フィラーの樹脂中での分散状態の評価方法について習得できる。
≪プログラム≫
1.熱伝導性に及ぼすフィラーの特性要因
2.カップリング剤によるフィラーの最適処理
2-1.シランカップリング剤
2-2.無機フィラーとの作用機構
2-3.樹脂との作用機構
3.カップリング処理装置による違い
3-1.高速攪拌法
3-2.湿式加熱法
3-3.スプレードライ法
3-4.超臨界的手法
3-5.ビーズミル法
4.熱伝導性フィラーによる複合効果
4-1.フィラーの形状効果
4-2.フィラーの粒度分布
4-3.複合樹脂の粘度・流動性
4-4.樹脂/フィラーの混合手法
5.熱伝導性フィラーの分散状態評価
5-1.顕微鏡法(光学、走査型、透過型、走査型プローブ、レーザースキャン法)
5-2.超音波法
5-3.X線マイクロアナライザー法
5-4.マイクロフォーカスX線CT法
【質疑応答・名刺交換・個別相談】
第2部 放熱用樹脂材のための窒化物(Al,BN)フィラーの評価とその応用
≪講座趣旨≫
・市販フィラーの開発状況を把握できる。
・放熱用樹脂材の一連のプロセス技術とその製造因子を理解できる。
・各種材料の熱伝導率測定評価技術を理解できる。
≪プログラム≫
1.サーマルマネージメント(熱管理)の重要性
2.各種材料の熱伝導率と応用
3.各種熱伝導率の測定法
4.ポリマー/フィラー材料の製造に及ぼす因子
5.高熱伝導率化のためのフィラーの条件と探索
6.フィラーの熱伝導率と官能基
7.市販AlNフィラーの評価と特徴
8.250W./mKを超えるAlNフィラーの開発と高放熱材料の開発
9.市販BNフィラーの評価と特徴
10.BNの役割 〜なぜBNが利用されるのか?〜
11.最適なBNフィラーの選択と高熱伝導率複合フィルムの開発
12.フィラー/ポリマー界面の構造評価 〜高分解TEMでの評価〜
13.結論と今後の方向性
【質疑応答・名刺交換】