Excelによる統計的官能評価法

数式を使わないようにして、統計(多変量解析)を理解し、ツールとして使える!
人と製品との関わりを官能評価で明らかにして、今までとは違う、より人の心に沿った製品開発手法を学ぶ!

Excelによる統計的官能評価法

Excelを使った演習付き:1人1台ノートPCを主催側で用意しております≫

主催:R&D支援センター

日時:平成22年7月29日(木) 11:00〜17:00

≪講座趣旨≫
官能評価では必ずと言ってよいほど統計を使います。官能評価の全体像を理解するとともに、業務で使用するためには統計の知識が必要です。なぜ統計が必要なのかを理解することは、官能評価の特質を理解することにつながります。さらに、官能評価では多変量解析を多用しますが、これは、人と製品とのかかわりの中には、製品の複雑な品質がかかわっており、これらの複合的関係を明らかにする必要があるからです。

 本講座では、実例に基づいて、製品開発に応用できる官能評価をマスターしていただくとともに、必要な統計を実践的に使うことができるように、カリキュラムを組みました。数式を使わないようにして、統計を理解しツールとして使えるように工夫しました。

 そして、人と製品とのかかわりを官能評価で明らかにして、心の中を推測する手法を紹介します。今までとは違う、より人の心に沿った製品開発手法を提案します。

※USBフラッシュメモリはご持参下さい。

≪プログラム≫
1.官能評価概論
  1-1 官能評価の全体像
  1-2 代表的手法を経験する
     (1) 識別試験法
     (2) 順位法
     (3) 分類法
     (4) マグニチュード推定法
     (5) 評定尺度法
  1-3 官能評価結果と生体反応との関係

2.統計を使う意味(数式は使いません)
  2-1 個人差とその扱い方
  2-2 実践的統計実習(エクセル実習)
     (1) 順位法
     (2) 分類法
     (3) マグニチュード推定法

3.一対比較法
  3-1 一対比較法の概要と製品開発での使い方
  3-2 中屋の変法の実験実習(身近な製品を使って)
  3-3 エクセルによる計算実習(必要な方はUSBにソフトをダウンロード可)

4.QDA法
  4-1 QDA法とSD法の違いは
  4-2 実験実習(一連の手順をマスターしましょう)
  4-3 プロフィール分析(エクセル実習)

5.多変量解析の概論(数式は使いません)
  5-1 プロトタイプ的手法
     (1) 主成分分析
     (2) 因子分析
  5-2 因果論的手法
     (1) 重回帰分析
     (2) 偏相関係数

6.見えない心を知るために
  6-1 グラフィカルモデリングを製品開発の応用する
  6-2 潜在構造分析と官能評価

【質疑応答・名刺交換・個別質問】