生体信号処理の活用とモデリングの基礎および実践応用

人の心や体の情報を活用するための講座!生体信号の計測法から具体的な処理法までを修得し、製品開発へ応用しよう!

生体信号処理の活用とモデリングの基礎および実践応用 〜デモ付〜

共催:R&D支援センター

日時:2011年6月17日(金) 10:30〜17:30

<講座のポイント>
実用場面で使える生体信号処理と数理モデル化の基礎から応用例までをできるだけ詳しく説明します。特に、最新の脳・神経科学研究への応用例と自動車ドライバの眠気予兆検知への応用例を交えて講義します。可能な限り質疑応答の時間をとり、受講者の方々個々のニーズに応えられればと思っています。

<プログラム>
Ⅰ. 様々な生体信号
  1.生体電位

  2.画像,映像

  3.その他の信号

Ⅱ. 生体信号の収集と前処理
  1.A/D 変換

  2.ノイズ除去

  3.補間と間引き

  4.微分,積分

  5.ピーク検出

Ⅲ. 生体信号解析の実際
  1.反応遅れ時間

  2.相関関数(自己相関関数,相互相関関数)

  3.振幅ヒストクラムと正規,非正規信号

  4.周波数解析(パワー,振幅,位相スペクトル)

  5.時変スペクトル (ランニングDFT,ウェーブレット変換)

  6.非正規不規則信号とバイスペクトル

  7.ケプストラム

  8.神経スパイク発火頻度

Ⅳ. 生体システムのモデル化とシミュレーション
  1.伝達関数モテル

  2.自己回帰モテル

  3.重回帰モテル

  4.パラメータ推定

  5.モデル選択

  6.Homeomorphicモデル

  7.神経細胞モデル

  8.神経細胞ネットワークモデル

Ⅴ. 生体信号解析の例
  1.微小重力下における各種生体信号の変化

  2.瞳孔筋系のモデル

  3.瞳孔フラッシュ応答による自律神経系活動推定

  4.瞳孔ゆらぎによるドライバの眠気とその予兆検出

  5.眼球運動によるドライバの眠気とその予兆検出

  6.小脳神経細胞活動の逆ダイナミクス解析

  7.学習機能を有する小脳神経回路網モデル

  8.小脳神経回路モデルによる実機モータ制御

  9.小脳神経活動による実機モータ制御(小脳BMI)