ITエスノグラフィとユーザー中心設計
ユーザー調査(UXリサーチ)の入門講座 、エスノグラフィック(文化人類学的)な調査手法の基礎を習得 !
共催:R&D支援センター
日時:2011年6月30日(木)10:00〜18:00
<講座のポイント>
従来、製品開発に先立ってユーザーニーズを把握するために、アンケート調査やグループインタビュー、顧客ヒアリングなどがよく行われてきました。ところが、そういった調査で得られた「この部分をこんな風に変更して欲しい」「こんな機能があれば便利だと思う」といったユーザーの声を実現しても、あまり満足されなかったり、せっかくの新機能がほとんど利用されなかったりといった結果に終わることは少なくありませんでした。
その原因は調査サンプル数が足りなかったからでも、分析が間違っていたからでもありません。そもそも「ユーザーの声に応えればユーザーは満足する」という前提が間違っているのです。
もはやユーザーの明示的要求に応えるだけでは不十分です。ユーザー自身が気付いていないような“暗黙”の要求まで深く理解してこそ、iPhoneのような熱狂的な支持を受ける製品開発につながるのです。
この講座では、エスノグラフィ(文化人類学)由来のテクニックを使ったユーザーエクスペリエンスのためのユーザ調査について、ワークショップを交えながら実践的なノウハウをお話しします。
<プログラム>
Ⅰ. ユーザー中心設計(UCD)概論
1.ユーザーエクスペリエンスの価値
2.ユーザー中心設計のプロセス
3.UCDとユーザー調査
4.ITとエスノグラフィ
Ⅱ. インタビュー調査法
1.従来のインタビュー法
2.「師匠と弟子」方式のインタビュー法(Contextual inquiry)
3.インタビュー演習
Ⅲ. 質的データ分析法
1.KJ法
2.ユーザー行動モデリング
3.モデリング演習
Ⅳ. エピローグ
1.関連手法
a.ペルソナ
b.シナリオ
c.ストーリーテリング
2.Q&Aト