GPS/GNSSの基礎と応用・最先端技術

位置情報システムやサービスに関わる実務者の必須知識であるGPS/GNSS!GPSの原理と最先端技術の動向を把握し、新商品、サービスの開発を急げ!

GPS/GNSSの基礎と応用・最先端技術 〜デモ、個別相談付〜

共催:R&D支援センター

日時:2011年7月4日(月) 10:30〜17:30

<講座のポイント>
最近では、GPSという名詞が一般的に使用されるようになってきました。しかし、GPSがどのような原理で、どのような性質を持っているかなどが、十分に知られていないのが現状です。GPSを利用した新たなシステムや、サービスを考えていくとき、その特徴を理解しておくということは重要であると思います。

 GPS/GNSSの基礎・原理から応用、また、最先端技術動向に至るまでの広範にわたって、適宜、質問等も受け付けながら、ざっくばらんに、かつ、熱意を持ってお話しさせて頂きます。

<プログラム>
Ⅰ.GPS/GNSSの概要
  1.測位の語句説明
  2.GPS/GNSSの歴史
  3.GPS(GlobalPositioningSystem:全地球測位システム)
  4.GLONASS(GLObalNAvigationSatelliteSystemグロナス:全地球航法衛星システム)
  5.GALILEO(ガリレオ)

Ⅱ.航法メッセージ
  1.GPS信号・変調・スペクトル拡散
  2.擬似ランダム雑音符号(PRN)
  3.航法メッセージ
  4.衛星軌道データ(ケプラーの6軌道要素)
  5.電離層補正
  6.三次元直交座標系
  7.測地系(WGS-84、ITRF世界測地系、測地成果2000)
  8.ジオイド(標高)
  9.座標変換(x,y,z→緯度、経度、高さ)

Ⅲ.GPS単独測位原理
  1.時計、時刻同期
  2.測距コード(C/Aコード、P(Y)コード)
  3.擬似距離
  4.NMEA-183($GPGGA,$GPGSV)
  5.DOP(測位精度劣化指数)
  6.2drms、CEP

Ⅳ.ディファレンシャルGPS(DGPS)測位原理
  1.測位方式
  2.RTCM(米国海上無線技術委員会)
  3.定点、移動体実測データ

Ⅴ.キネマティックGPS(KGPS)測位原理
  1.KGPS概念、回転双曲面
  2.搬送波位相積算値
  3.一重位相差
  4.二重位相差
  5.FLOAT解、FIX解

Ⅵ.実測データ紹介
  1.三次元姿勢計測
  2.移動体におけるDGPS、GPS/GLONASS測位
  3.RTK-GPSの補正データ伝送方式
  4.RTK同期モード(TimeMatched)
  5.RTK非同期モード(LowLatency)

Ⅶ.補強システム
  1.WAAS(広域補強システム)
  2.MSAS
  3.EGNOS
  4.QZSS(準天頂衛星システム)
  5.LAAS(狭域補強システム)
  6.擬似衛星(シュードライト)

Ⅷ.GPS/GNSS技術の最先端技術動向
  1.中国北斗Beidou/COMPASS
  2.インドGAGAN/IRNSS
  3.ネットワークRTK(VRS)
  4.高感度GPS
  5.携帯情報端末による測位
  6.屋内外シームレス測位

Ⅸ.まとめ・質疑応答
Ⅹ.個別相談(希望者のみ)