磁気情報デバイス基礎講座

省資源・省エネ・高効率な社会を実現するためのセミナー。磁気情報デバイスの基礎から最先端技術まで修得し、応用製品の開発を急げ!

磁気情報デバイス基礎講座

共催:R&D支援センター

日時:2011年7月13日(水) 10:30〜17:30

<講師の言葉>
今日のわれわれの社会において、情報をやり取りしない日々は無いといってよい。パソコン、携帯、メール、写真、動画、あらゆる情報は、2進法を用いて、磁石のN極S極の向きで記憶・保存されている。このような情報社会を支える電子デバイス産業の市場は120兆円ともいわれ、経済的に社会に与える影響は大変大きい。またデバイスの省エネ化を推進することで、地球環境への影響も計り知れない。特に、日本は資源のない国である。新たな技術を率先して開発していかなくては世界競争で生き残ることは困難である。新たな材料・技術に基づく次世代デバイスを開発することで、省資源・省エネ・高効率な社会を実現できる。今後数十年にわたり、世界の情報社会を支えていく磁気情報デバイスの基礎的な原理の理解と、それに基づいたデバイス開発に必要な知識を講演させていただく。

<プログラム>
1.はじめに
  ・現在の情報社会を支える磁気記憶デバイス:歴史&現状
2.真空・成膜工学
  2-1 真空
  2-2 磁性薄膜
3.結晶工学
  3-1 結晶構造
  3-2 電子構造
4.磁気工学
  4-1 磁石とは
  4-2 磁界と磁石
5.表面・ナノ工学
  5-1 表面・ナノ構造
  5-2 薄膜・ナノ磁石
6.磁気イメージング
  6-1 歴史・背景
  6-2 原子スケールでの磁石の振舞い・制御
7.ハードディスク(スピントロニクスバイス
  7-1 歴史・原理
  7-2 現状・課題
8.最先端・次世代デバイス開発
  8-1 最先端研究の紹介
  8-2 新物質・材料の探究