品質向上を効果的に実現する動機付けと組織の活性化

40年の実例などから成果を出す効果的なQC活動を展開する方法を解説!組織の活性化により品質改善活動の成果をさらに高めよう!

品質向上を効果的に実現する動機付けと組織の活性化 〜演習付〜

共催:R&D支援センター

日時:2011年7月15日(金) 10:30〜17:30

<講師の言葉>
今こそ教育。今や日本の企業がグローバル化の時代に、経済の閉塞感を突き崩す変化を作り出す差別化と顧客満足によって、成長し続けることが求められる。そのためには、サービスと製品の素晴らしい品質が最も重要です。事業内容、事業の規模にかかわらず共通する企業の再生、成功は、環境の変化への対応とともに、素晴らしい仕事の質によるお客様の満足がもたらすリピートによる成長である。

 講師はIBMの開発、製造部門において次々と新たなテクノロジーに挑戦し、国内海外の生産の責任者であった。事業と経営を成功させるために、品質が最も重要な要素である実感から、品質向上の実現に努力してきた。

 どのメーカーでもQC活動に力をいれているはずである。QC7つ道具、FMEA、DRBFMなどを取り入れ、実施している企業も多い。しかし、実際に行う人が、本気で取り組もうと思わないと、やっても意味がないうえ、時間とコストの無駄になってしまう。社員の仕事の質を向上するためには、組織の活性化と社員のモチベーションにあることに視点を当てる必要がある。第一線の技術者と品質管理業務、生産ラインのリーダーにとって専門技術の上に、組織の活性化と品質改善へのモチベーションの手法を紹介する。

 理論の受け売りで無く、実例によって、「基本に忠実」と「逆転の発想」を紹介して、品質管理(QC活動)において、そのモチベーションを確保できるように学ぶ。教育による社員の成長の総和が企業の再生・成功を実現してゆくのである。

<プログラム>
Ⅰ.企業の成功とは
  ・成功と失敗の要因

Ⅱ.変化、差別化、顧客満足、コスト競争力
  1.変化の中で成功する企業を分析する

  2.変化に対応する戦略を作る観点

  3.顧客満足と品質

  4.コスト競争力と品質

Ⅲ.品質の重要性
  ・成功する品質を実現するには

Ⅳ.品質向上の技術
  1.「技術、設備、人による作りこみ」演繹法的品質

  2.「フィードバックによる改善」帰納法的品質

Ⅴ.品質向上を実現する原動力
  ・品質10か条 (40年の実例を紹介)

Ⅵ.仕事の質
  1.仕事の質の要素

  2.仕事の質は組織の活性化と人の質から

Ⅶ.品質向上の動機づけ
  1.やる気の源泉 (実例と演習)

  2.「ハーツバーグの動機付け理論」と実例 Ⅷ.品質を実現する活性化した組織 〜実例と演習

  ・組織の活性化 (意識調査と組織開発、方針管理)

Ⅸ.従業員の向上
  1.自分に気づく (価値観と「マズローの欲求理論」)

  2.高い質の仕事への努力と成功のスパイラル(自律した、生きいきした社員として)

  3.継続した品質改善への挑戦(成功体験を自信へ、成功の為の逆転の発想)

Ⅹ.マネジメントとリーダーシップ
  1.マネジメントが全社員に求められる時代

  2.チームワークとリーダーの役割