製品開発における安全設計法のポイントと活用法

コスト削減、納期短縮などに対応しつつ安心かつ安全な製品を市場に出すための講座。製品安全設計の手順から信頼性、安全性を作りこむ技法、評価、試験方法について詳解!更に、評価試験の問題点と対策、PLP活動の進め方についても解説!

製品開発における安全設計法のポイントと活用法

共催:R&D支援センター

日時:2011年8月2日 (火) 10:30〜17:30

[講師の言葉]
製品の性能の高度化、構造の複雑化に伴って、顧客の要求する製品特性も多様化してきている。したがって、価格、コスト、外観、構造、機能、安全性、信頼性、保全性、使いやすさ、などを総合的な観点から検討し、設計し、生産の計画を立てなければならないが、 一方、技術革新はますます急速に進み、製品開発の期間短縮の必要性に迫られている。

 製品の品質は多く設計時に作り込まれるが、これらは設計の初期の段階から常に広い視野で専門的知識により評価し、改善を行なって、製造に移る時点では、これらの評価結果を総合して設計品質の客観的な確認を組織的に行なうことが、結局は、その後の工程の短縮、品質及びコスト有効性の確保への近道であるといわれている。その方法とは、どのように行なっていけばいいのかなど事例をあげて解説する。

[プログラム]
1. 製造部責任(PL)について
  1-1 製造物責任の基本的な考え方
  1-2 過失から欠陥
  1-3 責任権限の明確
2. 製品安全(PS)と製造物責任(PL)
  2-1 製品安全(PS)と製造日津責任(PL)との関係
  2-2 予防処置(PLP)と防御対策(PLD)について
3. ISO9000の品質システムが要求する設計の妥当性確認とPL
  3-1 ISO9000で要求する要求事項とPL対策
  3-2 安全評価と品質評価の位置づけ
4.製品安全設計手順について
  4-1 製品安全設計の基本原則
  4-2 開発設計段階における評価すべき項目
  4-3 製品開発設計の基本手順
  4-4 危険分析とリスク管理
5.信頼性・安全性を作り込むための設計技法
  5-1 設計に関係する信頼性・安全性の問題
  5-2 信頼性・安全性設計を進めるためには
  5-3 信頼性・安全性チェックの進め方
6.信頼性を確保するための評価・試験方法
  6-1 デザイン・レビューによる設計評価
  6-2 安全評価と品質保証
7.評価試験上の問題点とその対策
  7-1 電気的構成の評価基準
  7-2 表示及び取り扱い説明書
  7-3 その他の評価基準 
8.電子機器の主な安全規格
  8-1 電子機器・部品の安全規格
  8-2 ISO90001と安全規格
  8-3 安全認証取得と評価試験方法
9.企業としてPLP活動の進め方
10.企業におけるPL対策の具体的展開の仕方