信号処理におけるFFT・STFT・ウェーブレット変換および応用のポイント

信号処理の中でも実務で重要な部分を習得!・フーリエ変換を発展させたアルゴリズムを理解し、信号解析の高速化や高精度化に活かそう!!

信号処理におけるFFT・STFT・ウェーブレット変換および応用のポイント 〜演習付〜

共催:R&D支援センター

日時:2011年8月4日(木)10:30〜17:30

[講師の言葉]
信号処理や信号解析は、電気電子、情報、通信、計測、制御等様々な分野で用いられており、産業応用において重要な技術のひとつとして位置づけられます。信号処理技術に関わる技術者や研究者は、ハードウェアからソフトウェアまで、基礎から応用に至るまで多岐にわたる知識や技術が必要になっています。一方で、日々新しい手法が次々と考案され、応用されています。

 ここでは、短時間フーリエ変換からウェーブレット変換にいたるまでを網羅するかたちで、信号処理と信号解析について解説していきます。特に、短時間フーリエ変換やウェーブレット変換の高速化、分解能の向上について例題やシミュレーション例を交えながら進めることで理解を深めていきます。信号処理を行う際に注意すべき、サンプリングの問題、スペクトル解析の方法、解像度変換などについても説明します。

 日頃企業において製品企画、開発や設計に携わっている技術者が、短期間で現代の信号処理を体系的に、そして正確に学べる機会を提供することを目的のひとつとしています。

[プログラム]
1.信号解析
  1-1 フーリエ解析
    a.周波数
    b.フーリエ変換とスペクトル解析
    c.相関関数とパワースペクトル
  1-2 離散時間フーリエ解析
    a.フーリエ変換の離散化
    b.離散フーリエ変換
2.時間に依存した信号解析
  2-1 信号解析と分解能
  2-2 短時間フーリエ変換
    a.窓関数
    b.時間-周波数解析
  2-3 ウェーブレット変換
    a.時間-スケール解析
    b.多重解像度近似
3.高速信号処理
  3-1 サンプリング
    a.サンプリング定理
    b.マルチレートサンプリング
  3-2 高速化、高分解能化、及び高解像度化
    a.高速フーリエ変換(FFT)
    b.FFTの応用
    c.フィルタバンク
    b.高速離散ウェーブレット変換

※復習で役立つ講師の著書を使用・配布いたします