高精度光変調技術の基礎と応用
高速通信・高精度計測などに不可欠な高精度光変調技術!従来の電気技術だけでは不可能であった超高速信号の合成が可能になったことで、今後、様々な分野への応用が期待される高精度光変調技術!
共催:R&D支援センター
日時:2011年9月1日(木) 10:30〜17:30
[講師の言葉]
ネットワークトラフィックの爆発的な増大を受け、光通信技術の研究開発が急速に進展しています。光変調技術は光送信機の一部として主に利用されていますが、昨今では光通信分野のみならず高精度計測分野など様々な分野へ広がりをみせています。それは光のもつ原理的な広帯域性を利用することで従来の電気技術だけでは不可能な超高速信号の合成が可能になったためでもあります。
本セミナーでは高度な光変調を実現する外部光変調器の基礎と超高速信号合成応用を中心に最新の技術動向を紹介します。
[プログラム]
Ⅰ.概説
Ⅱ.光変調技術の基礎
1.光変調器の構成と変調の原理
2.外部変調器の集積化技術と近年のトレンド
a.マッハ・ツェンダ光干渉計型変調器
b.集積入れ子型変調器
c.異種材料の集積
d.半導体光変調器
3.超高速変調への挑戦
Ⅲ.光変調と最新光通信技術
1.オンオフ変調・2値位相変調
2.4値位相変調と基幹ネットワークへの適用
3.100ギガビットイーサ規格向けDP-QPSK変調とデジタルコヒーレント技術
4.1Tb/sを目指す多値変調方式
Ⅳ.光変調技術による超高速信号合成とその産業応用
1.マイクロ波・ミリ波フォトニクス概説
2.光ファイバ無線による地上デジタル放送・移動通信端末の不感地対策
3.船舶/航空機への搭載
4.高精度光クロック信号配送
5.光周波数コムと絶対周波数測定
6.光電磁界計測など計測分野への応用
7.光変調器による超短パルス発生とテラヘルツ分野への応用
Ⅴ.まとめと今後の展望