Quick DR (デザインレビュー) による品質トラブルの未然防止と活用事例

海外拠点でも威力を発揮する簡便かつ効果的な未然防止手法について解説し、日産における活用事例を紹介!DRBFMを活用したクイックデザインレビューの進め方、国内・海外拠点での事例を紹介し、実践方法を身につける演習付講座!

Quick DR (デザインレビュー) による品質トラブルの未然防止と活用事例 〜演習付〜

共催:R&D支援センター

日時:2011年9月15日 (木) 10:30〜17:30

[講師の言葉]
社内のデザインレビューは形骸化していませんか?デザインレビューの効果に疑問をお持ちではないですか?規格に縛られない自由な発想で本当に役立つデザインレビューを実践して、そうした状況を打破しましょう。そのためには、各企業の開発プロセスに即したデザインレビューのプロセスやツールを考え、デザインレビューに参加するレビューアや担当者のマインドセットを変革する必要があります。

 特に、クロスファンクショナルなディスカッションとレビューアのコーチングスキルの重要性について解説します。市場における品質トラブルの大部分は何らかの変更や変化が原因となって発生します。

 これらの変更点、変化点に着目した効率的な未然防止手法として開発されたのがクイックデザインレビューです。また、この手法は海外開発拠点にも展開が容易で、海外拠点特有の開発プロセスにおいても威力を発揮します。

 本講義では、クイックデザインレビューがなぜ効果的なのかを解説し、その実施手順、適用事例について解説します。また、クイックデザインレビューの標準ツールであるDRBFMを実践する上でのポイントについて丁寧に解説します。後半は、実際の不具合事例をもとにしたグループ演習を通じて、その効果を体感していただき、実践力を養成します。

 製品開発に関わるマネージャー、エンジニア、デザインレビューを推進するスタッフ等、多くの方々のご参加をお待ちしております。

[プログラム]
1.イントロダクション
  1-1 形骸化したデザインレビューとは?
  1-2 デザインレビューを避けたい担当者の本音
  1-3 本当は楽しいデザインレビュー
  1-4 未然防止に役立つデザインレビュー
2.未然防止に役立つデザインレビューとは
  2-1 品質トラブルを発生させる盲点
  2-2 対象に合わせてやり方を変えよう
  2-3 3Dの視点で未然防止に創造性を
  2-4 デザインレビューに必要なマインドセット:担当者編
  2-5 デザインレビューに必要なマインドセット:レビューア編
3.DRBFMを活用したクイックデザインレビュー
  3-1 クイックデザインレビューとは
  3-2 クイックデザインレビューにおける三種の神器
  3-3 クイックデザインレビューの進め方
  3-4 クイックデザインレビューの事例紹介
  3-5 海外拠点における効果的な活用方法
4.クイックデザインレビューの演習
  ・模造紙サイズの用紙を使い、議論しながらクイックDRを実際に体験していただきます
5.クロージング