ブラジルビジネス成功のポイントと実務課題対応
事業成功のチャンスをつかむためのセミナー!今後大きな市場として期待されるブラジルビジネスでの実務上の問題を解決するための特別講座!
共催:R&D支援センター
日時:2011年10月17日(月) 10:30〜17:30
【講師の言葉】
ブラジルは資源豊富で、前ルーラ政権の下、政治・外交・経済的に繁栄をもたらし、国内の景気は今活況を呈しています。2014年同国でのW杯開催、16年のオリンピックとこれからも安定的に成長する国の一つと信じています。
日本と同じくGDPの60パーセント強を国内の消費で支え、資源を中心とした外交と輸出は益々増幅するでしょう。今どうしてブラジルに特化する必要があるのか?日本の技術と経営・マーケティング力、資金を総合的に持ち込めば事業成功のチャンスはまだまだ有望と思います。ブラジル企業、外資が行っていない隙間の事業分野もあるでしょう。これから進出検討を始めようとする方、計画中の会社、或いは既に進出し事業上の問題に遭遇している会社等、ブラジル2回とペルー2回、中南米17年間の駐在・実務経験と知識、ノウハウを解り易く参加者の方々にご紹介します。遠いブラジル、今ブラジルを知る必要な時代となっています。21世紀の夢のある国の紹介です。
【プログラム】
Ⅰ. ブラジルへの水先案内
1.今は死語、忘れられた昔と今日のブラジル
2.最近のトピックス (日本食材の輸入規制など)
3.ブラジル連邦共和国の概要
4.ブラジルの経済ファンダメンタルズ
(ルーラ前政権の功績)
5.左傾化から親米外交への転換(ジルマ新大統領)
6.GDPが示すブラジルの底力
7.BRASIL X JAPANの貿易、投資動向
8.BRICs諸国との比較、と優位点
9.恵まれた投資環境
10.資源国の世界的位置付け
11.ブラジルのポテンシャルと将来性
Ⅱ. 内需が支える国家基盤と消費過熱
1.ブラジル大企業と日系進出企業の躍進
2.最近の日系進出企業
3.脚光を浴びる北東地域(ノルデステ)
5.国内景気は活況を呈している
− 自動車、不動産、耐久消費財、観光 etc −
6.消費過熱はどうして?
7.国内量販店の販売力
8.消費者の商品購入動機
9.中国、韓国、台湾の貿易・投資攻勢
Ⅲ. 経営推進上の課題と対応術
1.ブラジルコスト(障害)
2.移転価格税制
3.ブラジル遂行上のノウハウ
− 経営、資金、 原料・副原料、エネルギー etc −
Ⅳ. 人事・労務問題
1.経営基本概念(経営推進)
2.トップマネージメントの役割
3.人事考課制度
4.人材育成計画
5.採用・解雇の留意点
6.労働法
7.労働訴訟実態
8.ブラジル就業構造
9.労務管理手法
10.毎日の業務でブラジル人と上手くやって行く方法
11.事業内のトラブルケース
12.ブラジル大手企業の雇用慣行
Ⅴ. 進出時の留意点
1.進出形態 (単独、合弁、M&A)
2.商人が行う貿易実態
3.その他経営上のノウハウ
− 地域選定、パートナー、優遇政策 etc −
その他 Ⅵ. 成功例 − 味の素ブラジルケース −
1.経営上の課題
2.世界供給基地としての役割
3.環境保護とバイオサイクル
4.新製品開発と販売成功、シェアアップ
5.ブラジルから他中南米諸国、アフリカへの市場の攻め
その他
Ⅶ. ブラジルに於ける危機管理(海外安全)
1.出張者、駐在員(家族含む)の心得
2.駐在に当たっての現地の必要品、準備品
3.予備的対応
4.駐在員の現地健康管理
Ⅷ. 知っておくと得 − 現地事情 −
1.ブラジル人気質
2.日本とブラジルビジネスの相違
Ⅸ. 企業の社会貢献活動例(CSR)
ー 味の素財団の活動 事例 −
Ⅹ. 参考となるブラジル関係書物