高品質なソフトウェアを開発するための管理手法と品質改善策
品質管理の考え方、品質トラブルを未然防止する方法を身につけよう!ソフトウェア開発におけるトラブルの要因を探るための「統計的な見方」、「考え方」、「データの取り扱い方」を学び、開発に活かそう!
共催:R&D支援センター
日時:2011年10月17日(月) 10:30〜17:30
【講師の言葉】
ソフトウェア開発における品質トラブルを未然防止あるいは早期解決するためには、適切な管理指標に基づく開発プロセスのモニタリングと、現場で起きていることをきちんと観察する目が重要となる。管理指標と言っても、現場の実態や実力に応じて適切な管理指標は異なる。常に発生するトラブルを予見しながらモニタリングすることが肝要だ。
データをたくさん集めてくれば、難しい統計手法などを用いなくとも、データが自分から語りだす。しかしながら、複雑な事象を記述するためには、対象をモデル化した上で統計手法の助けが必要である。また、過去のデータから現状や未来を予測するためにも、統計手法は極めて大きな役割をはたす。
ソフトウェア開発の難しさの本質は、開発すべきシステム化対象が「本質的に非論理的」であることに起因している。この問題に立ち向かうため、本セミナーでは、「事実」と「分析」、それらに基づいて「考える事」の大切さを伝えたい。
【プログラム】
Ⅰ. ものごとの真実・原因をつかむ方法
1. 現地現物
2. 原因分析
3. レビュー
Ⅱ. 対象をモデル化して問題解決の方法
1. システム化対象のモデリング
3. 開発組織のモデリング
4. モデル化と推定
Ⅲ. 人に動いてもらう方法
1. コミュニケーション
2. 育成
3. 仕組み