超解像技術の基礎講座

超高解像度ディスプレイ、カメラから医用画像処理まで、応用が広がっている超解像技術!最新デジタル「超解像技術」の基礎と、超解像理解に必要な光学的超解像関数解析による超解像技術・手法を修得し、応用製品に活かすための特別セミナー!

超解像技術の基礎講座

共催:R&D支援センター

日時:2011年10月19日(水) 10:30〜17:30

【講師の言葉】
超解像」は、TVのCMや一般雑誌にも登場するなど、身近な技術として知られるようになりました。

 本講座では、背景となる画像復元技術とともに、基礎から応用、アナログからデジタルまでの新旧様々な超解像技術を詳解します。一度原点に立ち返って「超解像」への理解を深め、最新デジタル超解像技術を真に活用するための足がかりしていただければ幸いです。

 技術の全容を理解した上で、最新のデジタル超解像技術を活用するための一助となればと考えています。

【プログラム】
Ⅰ.序論
  1.画像復元問題のモデル化と構造

  2.超解像技術の位置付けと全体像 

  3.超解像技術の歴史

Ⅱ.光学的超解像技術
  1.光学的基礎

  2.光の回折現象と波長の壁

  3.瞳操作による画像強調

  4.共焦点光学系による超解像

  5.近接場光による超解像

  6.非線形光学による超解像

  7.位相シフト露光による超解像

Ⅲ.関数解析による超解像
  1.帯域制限によるぼけの定式化

  2.解析接続による解釈

  3.偏長楕円体波動関数

Ⅳ.画像復元の各種手法と相互関係
  1.準備

  2.最小二乗フィルタ・擬似逆フィルタ・ウィナーフィルタ

  3.最尤推定・MAP推定

  4.各フィルタの相互関係

Ⅴ.ディジタル超解像技術
  1.Harrisの超解像

  2.Gerchberg-Papoulisの超解像

  3.線形代数的解釈による超解像

  4.凸射影法 

  5.ブラインド・デコンボリューション+超解像

  6.TV・デジカメの超解像

    a.シングルフレーム型

    b.マルチフレーム型

  7.カルマンフィルタによる超解像

Ⅵ.ハイブリッド超解像技術
  1.露光変調撮影によるロスレスブレ修復・ 画像強調

  2.多重露光撮影による超解像

  3.その他