インバータの基礎とトラブル対策

センサや制御系の誤動作などによる大きな事故を防ぐための講座!騒音、振動、ノイズ、漏れ電流、高調波電流といったトラブル要因と防止対策を修得し、機器の高効率化・省エネルギー化を実現しよう!

インバータの基礎とトラブル対策

共催:R&D支援センター

日時:2011年10月21日(金) 10:30〜17:30

【講師の言葉】
生産性の向上やエネルギーコストの低減に向け、様々な業界で機器の高効率化・省エネルギー化が検討されるなかで、インバータの利用が一段と拡大しています。

 それは、インバータを上手に使いこなすことにより、省エネ、自動化、省力化、タクトタイムの短縮、生産性の向上、フレキシビリティな対応、多品種少量生産への対応、といったメリットを容易に得ることができるからです。

 しかしインバータは、同時に、騒音、振動、ノイズ、漏れ電流、高調波電流といったトラブル要因も包含しており、さらに機能の多様化・高機能化が進み使い方・調整が難しくなり、きちんと理解した上で活用しないと、センサや制御系の誤動作などを引き起こし、大きなトラブルにつながりかねません。

 そこで、本セミナーでは、インバータの原理、インバータ特有の留意事項、応用例とその技術的ポイント、さらに、トラブル例とその防止対策について、わかりやすく解説いたします。

【プログラム】
Ⅰ. インバータの基礎と使い方
  1.インバータの市場動向と用途

  2.インバータの原理

    a.可変速モータの種類とインバータの位置付け

    b.インバータとは?

    c.負荷の種類

  3.インバータ使用のメリット

    a.省エネ

    b.生産性向上

    c.ソフトスタート

    d.設備・機械のコストダウン

  4.インバータ回路の特徴と留意事項

    a.保護機能

    b.設置条件

    c.周辺機器の選定

    d.運転シーケンスの留意事項

  5.インバータアプリケーション

    a.アプリケーション事例

    b.使用時の留意事項

  6.インバータに求められる新機能と留意事項

    a.PMモータ(永久磁石モータ)対応

    b.安全規格(Safety)対応

    c.通信ネットワーク対応

Ⅱ. インバータのトラブル要因と防止対策
  1.騒音・振動

  2.ノイズ対策

    a.伝導ノイズ

    b.放射ノイズ

    c.誘導ノイズ

    d.接地

  3.高調波対策

  4.サージ電圧対策(モータ絶縁劣化防止)

  5.漏れ電流対策

  6.保守・点検