品質確保のための海外調達と海外メーカー評価・管理およびその事例

海外工場の受注や提携先の決定、工場支援などに必要なノウハウを習得し、品質低下や納期延長の防止に活かそう!

品質確保のための海外調達と海外メーカー評価・管理およびその事例〜演習付〜

共催:R&D支援センター

日時:2011年10月27日(木)10:30〜17:30

[講師の言葉]
海外調達では 思いもかけないことが起こります。従来の経験をすべて活かして一生懸命対応したつもりでも、トラブルが発生し、品質問題や納期遅れが生じます。後でよく考えてみると仕方がなかったと思うこともたびたびでした。その原因は、経験不足で一方的に私自身が思い込んでいたためや習慣や文化の違いという、相手の立場に立ってみれば当然と思われることもほとんどです。
 今回は、私の失敗事例をたくさん紹介します。私の失敗事例を知って、皆さんは私と同じ失敗を繰り返さないようにしていただきたいと思います。

[プログラム]
Ⅰ.海外調達とは
  1.海外調達とは
  2.国内調達との違い
Ⅱ.海外調達の歴史
Ⅲ.海外調達をする前に確認しておくこと
Ⅳ.海外調達のメリットは
Ⅴ.海外調達で予想される問題
  1.人事労務に関する問題
  2.生産に関する問題
  3.品質に関する問題
  4.販売に関する問題
   ・販売金額の達成と利益の確保は、自社の責任
  5.財務に関する問題
  6.ロジスティクスの問題
  7.その他
Ⅵ.海外調達の手順 海外調達先の選び方
  1.サンプルの入手
     ・各種展示会、相手先の売り込み
  2.企業の訪問  
    a.経営者との面談
    b.ショウルーム確認
    c.現地工場の視察 工場訪問評価
    d.技術設計部門の確認
    e.信頼性関係試験設備の確認
  3.生産能力確認
  4.物流の確認 ルートと積出港
  5.サンプルの作成依頼 仕様書の確認
  6.自社向けサンプルの評価
  7.取引条件の明確化 最終仕様書、限度見本
  8.契約
  9.発注 品名、数量、価格、納期
  10.第一ロットの現地立会い検査
  11.日本での受入検査
Ⅶ.調達担当者に期待される能力
Ⅷ.交渉の準備
Ⅸ.日本国内での失敗の経験を生かす
     〜日本の経験をどのように処理してきたか〜
  1.営業部門・企画部門
  2.設計部門
  3.品質管理・品質保証部門
  4.原材料保管部門
  5.製品保管部門
  6.サービス部門
Ⅹ.失敗の経験 質疑応答とディスカッション
  1.品質に関する失敗
  2.異文化対応の失敗
  3.物流に関する失敗
  4.国内勢力との戦い
※演習はグループディスカッションを予定