Ⅰ. 構造不安定現象とは

問題点の特定、原因探索、解決策の立案 、対処法を修得し、成果につながる思考法を身に付けつけよう!

技術者のための問題解決の手法と能力の活かし方

共催:R&D支援センター

日時:2011年10月28日(金)10:30〜17:30

[講師の言葉]
技術者にとって問題が起きるのは例えば次のような場合である。

 ・思ったように売れない(事業化の失敗)
 ・技術的に優っていても競争に負ける
 ・(工程や市場などで起きた)品質問題への対応を誤る
 ・そもそも問題に気が付かずに対応が遅れる
 ・問題が組織で共有化されずに対応が不十分になる
 ・問題解決のリーダシップが十分発揮されず失敗する(傷を広げる)

 こうした問題への対処方法について、製品開発や研究開発における、実務経験を基に詳解致します。また問題解決能力を高めるその際には、産業史やイノベーションの歴史、歴史的なイノベータやリーダの失敗と成功は、非常に大きなヒントを与えてくれることから、危機対応と変革のリーダシップの事例分析からも学んでいただき、問題解決に必要な思考と手法について詳解します。

[プログラム]
Ⅰ.はじめに
Ⅱ.技術と経営
  1.技術とは
    ・段階認識論と技術
  2.科学技術史からみた技術の成功と失敗
    a.米国製氷産業に見る技術発達のダイナミズム
    b.発明王エジソンの失敗
    c.イノベーターのジレンマ
  3.技術経営における諸問題
    a.事業と技術の関係
    b.本業回帰現象
    c.売れる技術と売れない技術
    d.プレース志向とプロダクト志向(マーケティングの4P)
Ⅲ. 技術者に求められるもの
  1.技術者の成長をドライブする3つの精神
  2.技術者の現場力
  3.イノベーションのヒント:5つの視点
  4.大切な視点(陥りがちな傾向、境界への着目)
Ⅳ.問題発見の方法(問題解決の第1ステップ)
  1.発見の歴史(問題とは何か)
  2.発見をもたらす感性と阻害する感性
  3.発見を可能にする思考技術
  4.発見をもたらすマネージメント
Ⅴ.原因究明の方法(問題解決の第2ステップ)
  1.分析手法のいろいろ
  2.層別と考える技術
  3.可視化の技術
  4.複眼思考
Ⅵ.問題解決能力を高める
  1.気付きを与える対話の技術
  2.解決の決め手:仮説思考
  3.危機対応と変革のリーダシップの事例分析
  4.失敗に学ぶ(事例分析)
  5.リスクマネージメントとヒューマンファクター
Ⅶ.まとめ