発泡成形の基礎および品質向上・トラブル対策

気泡の微細化、難燃化、耐久性向上など、品質を上げるためにはどのような改善策があるのか!?原料・反応条件・成形方法など基本的な面から、それらの応用展開に到るまで、経験法な講師が詳しく解説していく!

発泡成形の基礎および品質向上・トラブル対策

主催:R&D支援センター

日時:2011年12月9日(金) 12:30〜16:30

[講座のポイント]
高分子材料(プラスチックス)を何らかの形で発泡成形させたものが「発泡プラスチックス」であり、それらの成形技術を「発泡成形技術」と呼んでおります。発泡成形技術は経験的な要素が大きく支配しておりますが、今回のセミナーではそれらの支配要因を出来るだけ体系的に解説して行きたいと思います。併せて、講師の永年の経験に基づき、経験的な要素にも目を向けて行きたいと思います。即ち、今回のセミナーは従来のセミナーとは切り口を変えて、発泡成形技術について原料・反応条件・成形方法など基本的な面から、それらの応用展開に到るまでの全般について解説してみたいと思います。

 発泡成形技術を担当している研究者・技術者・製造担当者の皆様(メーカーの皆様)、発泡プラスチックスを利用されている皆様(ユーザーの皆様)のご参加を期待しております。また、質疑応答の時間では、現時点でお持ちの疑問点などにも応えて行きたいと考えていますので、お気軽にご相談下さい。

[プログラム]
1.発泡成形技術の基礎
  (1) 発泡成形技術のキーポイント
  (2) 発泡成形技術の分類
  (3) 発泡成形技術の理論
  (4) 物性論
  (5) 成形方法の概要(溶融発泡成形、固相発泡成形、注型発泡成形)
2.発泡成形技術(各論)
  (1) ポリウレタン系フォームの発泡成形技術(PUR、PIR
  (2) ポリスチレン系フォームの発泡成形技術(BPSXPSPSP
  (3) ポリオレフィン系フォームの発泡成形技術(PE、PP、EVAなど)
  (4) その他のフォームの発泡成形技術(PF、MF、マイクロセル、ゴム発泡など)
3.品質向上対策
  (1) 気泡の微細化対策
  (2) 難燃化対策
  (3) 耐久性向上対策
  (4) 機械的強度の向上対策
  (5) その他の対策
4.トラブル対策
  (1) トラブル対策の共通点(前提条件、因果関係、ブラックボックスの対応など)
  (2) 溶融発泡成形のトラブル対策
  (3) 固相発泡成形のトラブル対策
  (4) 注型発泡成形のトラブル対策
5.発泡成形技術周辺の技術動向、規制動向
  (1) 市場動向(需要動向、用途開発)
  (2) 技術的課題とその対応(発泡剤対策、環境問題、安全衛生問題、難燃性問題など)
  (3) 法規制動向(化審法、PRTR法、労働安全衛生法など)
  (4) 新製品開発動向(建材、自動車・車両、プラント、スポーツ・日用品分野など)
  (5) その他
(質疑応答・名刺交換・個別相談)