色彩科学の基礎と測光・測色のポイント

測光・測色技術の基礎・考え方を解説し、従来手法では解決できない要素を持つマルチカラー、LED及びOLED(有機EL)の測定方法の標準化の現状について詳説!

色彩科学の基礎と測光・測色のポイント

主催:R&D支援センター

日時:2011年12月21日(水) 10:30〜16:30

[講座のポイント]
薄膜干渉の効果によって、観察する位置によって色が変化する顔料が開発され、マルチカラーと呼ばれて利用されている。また、LED及びOLEDの製品化が進み、一般照明用光源として実用段階に入ろうとしている。これらの製品は、従来の測光・測色技術では解決できない要素を持っており、新しい測定方法の標準化が求められている。そこで、従来の測光・測色技術の考え方を理解し、マルチカラー、LED及びOLEDの測定方法の標準化の現状について解説する。

[プログラム]
1.色の認識過程
  1-1.色の見え方
  1-2.物体色と発光色

2.色の数値化
  2-1.加法混色
  2-2.等色実験
  2-3.三刺激値の計算方法
  2-3.均等色空間と色差

3.色の測定方法
  3-1.分光測色方法
  3-2.照明及び受光の幾何条件
  3-3.刺激直読方法
  3-4.色の測定における留意点
   3-4-1.蛍光物体色の測定
   3-4-2.透過性のある試料の測定
   3-4-3.テクスチャーのある試料の測定
   3-4-4.マルチカラーの測定

4.光の測定
  4-1.測光量
  4-2.輝度及び照度の測定方法
  4-3.分光分布の測定方法

5.LED及び有機ELに関連した測定方法の標準化の状況
  5-1.LEDパッケージ及びモジュールの測定方法
  5-2.配光測定方法
  5-3.光源色及び演色性による区分表示

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