フィルムの表面・界面制御技術と機能化【大阪開催】

表面・界面制御の基本的な方法や実際例を紹介し、表面の状態を分析する方法の基礎についても分かり易く説明していく。また、近年注目の集まっているガスバリア機能の付与技術についても解説する!

フィルムの表面・界面制御技術と機能化

主催:R&D支援センター

日時:2012年3月7日(水) 10:30〜16:30

【講座のポイント】
 フィルムの特性、機能の発現は、フイルムの表面や界面に大きく影響され、要求品質に合った制御が重要である。本セミナーでは、表面・界面制御の基本的な方法や実際例を紹介し、例えば光学フィルムで大切なフィルムの透明性や品位がどのような因子と関係しているかなどを解説する。また、表面の状態がどのようになっているかなどを、いろいろな表面分析法を用いて評価することも大切で、分析法の基礎も分かり易くお話しする。

【プログラム】
1.はじめに
2.フィルムの表面
  2.1 表面と界面の区別
  2.2 表面からくる特性
  2.3 表面を変える方法
3.表面分析法と分析事例
  3.1 形態分析
  3.2 元素・化合物分析
  3.3 構造・物性分析
4.PETフィルムの表面分析例
  4.1 延伸に伴う表面構造
  4.2 内部構造との関係
5.キャステイングフィルムの表面
  5.1 チルロール面/反チルロール面の表面構造差
  5.2 表面物性と表面構造
  5.3 せん断流動域から影響を受ける表面品位
6.フィルム表面制御技術の実際例
  6.1 無機粒子を用いた表面制御
   6.1.1 ポリマーに無機粒子添加
   6.1.2 共押出スキン層に無機粒子添加
   6.1.3 コーテイング層に無機粒子添加
  6.2 有機粒子を用いた表面制御
  6.3 コロナ処理、火炎処理による表面制御
  6.4 無機酸化物コートによる表面制御
7.ガスバリア機能の付与技術
  7.1 ガスバリア特性と材料因子
  7.2 コーテイングによる方法
  7.3 共押出法による方法
  7.4 ナノコンポジットによる方法
  7.5 無機酸化物層による方法
8.フィルムの界面制御技術の実際例
  8.1 フィルムにおける界面
  8.2 合成紙における界面
   8.2.1 合成紙の種類と製造法
   8.2.2 ボイド含有フィルム
   8.2.3 ボイド発現シミュレーション
   8.2.4 ボイド含有フィルムの特徴と応用例
9.質疑・応答
  9.1 全体的な質疑・応答
  9.2 個別相談