研究開発者に、すぐ役立つ実践MOT(技術経営)
企業活動そのものを根底から見つめ直し、利益創出のメカニズムを「実習を通して」体感してもらいます。また特許戦略や共同開発戦略についても、企業活動の視点から見直します!
実習を通じて企業の成長に役立つ研究開発のあり方を学ぶ!
主催:R&D支援センター
日時:2012年3月21日(水) 10:30〜16:30
【講座のポイント】
研究開発を推進するにあたって経営的な視点から、研究開発テーマの絞り込みや優先順位付けを行うことができる技術経営センスを習得してもらうための講座です。
【受講対象者・レベル】
企業で研究開発に携わっている管理職、リーダー、研究開発部門の企画や管理の担当者を対象としており、事前の準備はまったく必要ありません。
【プログラム】
1.MOT(ManagementOfTechnology)とは何か?
2.ビジネスとは、会社とは?
2-1 企業の使命とは、ビジネスとは?
2-2 ビジネスプロセスとバリューチェーン
2-3 株式会社の仕組み
2-4 会社の価値とは、特許でみると
2-5 価値は時代と共に変わる
2-6 日の丸DRAMの悲劇、そして太陽電池は?
3.利益を生み出すには?
3-1 利益を生み出す公式(利益が生まれるメカニズム)
3-2 利益を生むのは新製品比率のアップから
3-3 利益を生まないと研究開発費はでない
3-4 利益を効率よく生み出すために(キヤノンの例)
3-5 開発費を使うと企業価値が下がる?
3-6 原価とは、中国に勝つには?
3-7 トータルコストダウン
3-8 儲かる変数を見つける
4.会社運営の簡単なシミュレーションⅠ(実習編)
==利益の重要性を実感して頂くために==
4-1 初年度(1年度)の実習
4-2 減価償却について
4-3 2年度の実習
4-4 ちょっとだけ高く売れる製品開発を
5.マネジメントで使われる各種手法
5-1 5つの競争要因分析
5-2 SWOT分析
5-3 SCM(サプライ・チェーン・マネジメント)
5-4 事業計画書のポイント
5-5 ペルソナ戦略
5-6 プロジェクト憲章
5-7 PERT・CPM
5-8 WBS・OBS
5-9 実験の前に論文を
6.会社運営の簡単なシミュレーションⅡ(実習編)
==キャッシュの重要性を実感して頂くために==
6-1 3年度の実習
6-2 各種ケースのシミュレーション結果
6-3 受講者の方の結果検討会&ディスカッション
7.共同開発・特許出願における留意点
7-1 共同開発とビジネス
7-2 機密保持契約で気をつけること
7-3 ビジネスを進める上での特許戦略
7-4 共同出願で気をつけること
8.新製品にはタイミングが必要(例話)
8-1 デジタルカメラ
8-2 太陽電池付きカメラ
8-3 商品企画と5W2H
9.追補(いろいろ)
9-1 経営危機のときは役員が危ない
9-2 技術者倫理とは
9-3 新規事業への参入方式
9-4 オープン・イノベーション
9-5 ルート則
9-6 有能な企画マン、有能な設計者
9-7 忙しい
9-8 リスク
10.質疑応答