電池電極の開発動向とナノカーボンの次世代二次電池電極への応用【大阪開催】

次世代リチウムイオン二次電池、電気二重層キャパシタ、空気電池などの電極への応用についてナノカーボンの基礎から詳説する!

電池電極の開発動向とナノカーボンの次世代二次電池電極への応用

主催:R&D支援センター

日時:2012年11月6日(火)12:30〜16:30

【受講して得られる知識】
二次電池キャパシタの最新の開発動向
電池評価技術の基礎(どうやって測定し評価するか)
ナノカーボンの骨格構造、空孔構造の評価手法
ナノカーボンのイオン吸蔵・吸着メカニズム
ナノカーボン−セラミックス複合体の合成法および構造・物性評価手

【講師の言葉】
今回の講義ではナノカーボンのフレームワーク構造が生み出すナノ空間をイオン貯蔵に利用することで次世代リチウムイオン二次電池負極や電気二重層キャパシタ電極、さらに電気自動車用電池として期待される空気電池電極などへ応用する研究について基礎から解説する。

【プログラム】
1.イントロダクション
  1-1.なぜ電気エネルギーを蓄えなければならないか

  1-2.どうやって電気エネルギーを蓄えるか

  1-3.二次電池キャパシタ

  1-4.次世代蓄電池(金属空気電池、Li-S 電池など)

  1-5.電極材料としてのナノスペースカーボン

  1-6.電池評価技術の基礎

2.リチウムイオン二次電池
  2-1.Li二次電池の原理、現状と課題

  2-2.高容量化と高出力化(脱インターカレーション)
    2-1-1.高容量電極材
     (a)有機分子内包カーボンナノチューブ
     (b)メソポーラスカーボン-Si複合体
     (c)グラフェン関連物質
    2-2-2.高出力電極材
     (a)メソポーラスカーボン-TiO2複合体
     (b)TiO2(B)のLiイオン挿入時の構造変化その場観察(放射光X線回折実験)

  2-3.ポストリチウムイオン二次電池

3.電気二重層キャパシタ(EDLC)電極
  3-1.EDLCの原理、現状と課題

  3-2.EDLCの高容量化
    (a)比表面積と電気二重層厚み
    (b)擬似容量の付与

  3-3.カーボンナノチューブ電極
    (a)電子状態密度に支配されるサイクリックボルタモグラ
    (b)ナノチューブ内部へのイオン吸着

  3-4.新しいしくみのキャパシタ

(質疑応答・名刺交換・個別相談)