超高分子量ポリマーの延伸技術と構造解析
超高分子量ポリマーが必然的に含有する分子鎖「絡み合い」を制御することで分子鎖「異方性」を発現させる各種の「超延伸法」について、超高分子量ポリエチレンを例として解説する!
超高分子量ポリマーの延伸技術と構造解析≪1名分料金で2人目無料≫
主催:R&D支援センター
日時:平成22年3月31日(水) 13:00-16:30
≪講座趣旨≫
超高分子量ポリマーはエンジニアリングプラスチックに擬せられる各種の優れた物性を発現する一方で、汎用性高分子材料の持つ束一的性質を併せ持っているため、成形加工法や成形条件によっては比較的容易に高性能材料を得ることができる。
本講演では、超高分子量ポリマーが必然的に含有する分子鎖「絡み合い」を制御することで分子鎖「異方性」を発現させる各種の「超延伸法」について、超高分子量ポリエチレンを例として解説するとともに、成形加工条件の最適化を目指した「インプロセス構造解析」とその産業応用についても紹介する。
≪プログラム≫
1.超延伸概説
1−1.高分子鎖の束一的性質
1−2.超延伸の基本原理
1−3.超延伸の支配因子
1−4.超延伸の産業応用例
2.重合パウダー延伸
2−1.重合パウダー延伸の基本原理
2−2.重合パウダー延伸の支配因子
2−3.重合パウダーの微細構造解析
2−4.重合過程における相構造形成
2−5.重合パウダーからの連続フィルム成形
3.溶融延伸
3−1.溶融延伸とは?
3−2.超高分子量ポリエチレンの溶融延伸挙動
3−3.溶融延伸の支配因子
3−4.溶融延伸による相構造発展
3−5.溶融延伸による高性能化
4.インプロセス構造解析
4−1.インプロセス解析とは?
4−2.溶融延伸への適用
4−3.分子量効果の解析
4−4.分子量分布効果の解析
4−5.延伸条件効果の解析
4−6.超延伸物の構造解析
5.NMR計測による動的絡み合い解析
5−1.NMR計測とは?
5−2.溶融延伸過程における絡み合い解析
6.ポリエチレン以外の高分子への適用例
【質疑応答】