車載用モータの効率的な設計のためのシミュレーション基礎講座
必須となる車載用モータのシミュレーション技法活用について学ぶ講座!経験に頼らないモータシュミレーションモデル開発を活用した、効率的な車載用モータの設計法を修得し、応用システムの開発に活かそう!
車載用モータの効率的な設計のためのシミュレーション基礎講座 〜デモ付〜
共催:R&D支援センター
日時:2011年6月7日(火) 10:30〜17:30
≪講座のポイント≫
自動車を構成する部品は非常に多く、様々な工学分野にわたっています。たとえば機械、熱、磁気、油圧、電気化学とそれらを駆動するための電気回路や制御回路が複雑に絡み合って一つのシステムを構築しています。
本講座では車載用モータとしてSPM、IPMモータの動作原理と設計法について理解を深め、その応用として各開発ステージに於けるモータシミュレーション技法の活用方法について詳解致します。
先ずモータ構造からシミュレーションモデルの構築とモータパラメタの導出方法について学びます。次にマルチドメインシミュレータを用いて、作成したモータモデルの制御・駆動方法について解説します。
さらに自動車業界で標準となりつつあるVHDL-AMS言語を利用して、応用システムに発展したシミュレーションモデルの開発方法と可能性について解説します。
≪プログラム≫
Ⅰ.車載用モータの特徴
1.IPM、SPMモータの特徴
2.磁気回路モデル
3.有限要素モデルと最適化
Ⅱ.モーター計算モデルの応用
1.各相インダクタンスからLd、Lqの導出
2.モーターシミュレーションモデルの構築
3.ビヘイビアモデル
4.最大効率/弱め界磁制御
Ⅲ.システムシミュレーション
1.補機類を含む電力管理
2.モータ・インバータの電力損失
3.バッテリーモデル
4.システム全体のシミュレーション
Ⅳ.車載品質の管理
1.熱・動作環境との連携
2.EMC・ノイズ問題