組込みシステムにおける仕様の記述・検証とレビューの実習講座

ソフトウェア開発に対応したFMEA活用によるPC演習を取り入れた講座!SysMLなどの記述やツールを活用したレビュー方法を身につけ、不具合防止や差分変更の管理の実践に活かそう!

組込みシステムにおける仕様の記述・検証とレビューの実習講座〜1人1台PC実習付・PCは主催側で用意いたします〜

共催:R&D支援センター

日時:2011年9月16日(金) 10:30〜17:30

[講師の言葉]

近年、組込みソフトウェアは大規模・複雑化の一途を辿っており、日に日に差分開発時における変更点を管理し品質を担保することが難しくなっている。差分開発時における品質確認手段として有効なのがFMEAであるが、この手法をソフトウェアに適用するためには、仕様の変更点と設計/実装の変化点を正しく管理する必要があるため、ソフトウェア分野におけるFMEAの利用にはコツが必要である。

 本講演では、ソフトウェアの全体像を俯瞰し、ベース製品との差分を正しく管理する手法と、ソフトウェア分野におけるFMEAの利用について、そのコツをお伝えする。

[プログラム]

1.組込みシステム開発の現状と課題
  1-1 現状と課題
  1-2 課題に対する解決策
2.仕様の正しく記述するには
  2-1 仕様を正しく記述するには
    a.ADLとは?
    b.SysML,EAST-ADL2表記法
  2-2 仕様を検証するには
    a.形式手法
    b.シミュレーション
    c.レビュー(FMEA)
3.設計根拠を説明するには
  3-1 FMEAとは
  3-2 ソフトウェアFMEA実施におけるポイント
  3-3 ソフトウェアFMEA実施ワーク
機能安全の中身は扱いませんが、機能安全に対応できるレベルの記述、検証ノウハウを習得できます