自動車におけるめっき・表面処理技術とカーエレクトロニクスへの応用例

HVやEVへの進化に伴って応用が拡大しているめっき・表面処理技術。環境課題に対応した最近の自動車表面処理技術を先取り、製品開発へ活かそう!

自動車におけるめっき・表面処理技術とカーエレクトロニクスへの応用例

共催:R&D支援センター

日時:2011年9月20日(火) 10:30〜17:30

[講師の言葉]

自動車において、めっきをはじめとする表面処理技術はベースとなる技術であるとともに多岐にわたる部品、部位に使用されている。従来は防錆、装飾、トライボロジー領域が中心であったが、最近では車のエレクトロニクス化、HVやEVへの進化に伴って適用領域も拡大、展開してきている。

 そこで、これら自動車表面処理技術の現状および取り組み中の開発課題を紹介する。その際、表面処理が専門でない方にも理解いただけるようにめっきの基礎技術についても解説を加える。そして、今後の技術動向について、研究事例を交えて述べる。

[プログラム]

1.自動車の動向と環境課題
  1-1 世界の自動車市場、カーメーカ動向
  1-2 自動車を取り巻く課題
   a.CO2低減、燃費向上技術
    a-1 走行抵抗低減
    a-2 単体効率の向上
    a-3 新動力源
    a-4 バイオ燃料
   b.エネルギー多様化
   c.安全
  1-3 現状の表面処理技術 適用事例
  1-4 表面処理技術の基礎解説
2.新動力源
  2-1 ハイブリッド技術 (HV)
  2-2 電気自動車  (EV)
  2-3 プラグイン(PHV)
  2-4 HVに適用される表面処理技術事例
3.ITS、安全、快適性
  3-1 安全技術
  3-2 通信、情報化技術 −つながる
  3-3 スマート技術
4.カーエレクトロニクス
  4-1 カーエレクトニクスの進展
  4-2 ECUの信頼性
  4-3 ECUの小型化
  4-4 基板をはじめとする表面処理技術適用事例
  4-5 実装技術の課題 −鉛フリー化
5.今後の課題、研究事例 −将来のめっき技術−
  5-1 将来の自動車像
  5-2 めっきをはじめとする表面処理技術の進化 −ナノ、分子レベルへの進化・展開
  5-3 樹脂上めっき技術の研究事例
  5-4 最後に −めっき技術への期待と展望