エネルギー触媒技術の基礎と最新動向

エネルギー変換、エネルギー保存に利用する様々な触媒の特性を知り、効果的な利用法を修得しよう!

エネルギー触媒技術の基礎と最新動向

共催:R&D支援センター

日時:2011年9月30日(金) 10:30〜17:30

[講師の言葉]

触媒はその時代時代において私たちの需要と供給のニーズに応えてきた。これからのエネルギーはCO2の増加や資源の枯渇化など今まで人類の経験しなかった難問を抱えている。最終的には太陽光を利用したエネルギーの供給を目指さなければならないが、それまでに在来型資源や、天然ガス、石炭などの有効利用が図られることになる。地球環境や量的に問題はあるがバイオマスを利用したグリーンサステナブルなエネルギーの開発も重要なテーマである。これらの問題を解決する重要な触媒技術を分かりやすく解説したい。

[プログラム]

Ⅰ. 今後のエネルギー
  1. 世界のエネルギー事情  
  2. 日本のエネルギー事情
  3. CO2削減
Ⅱ. 在来型燃料利用触媒
  1. 重質油の脱硫
  2. シェールオイルのアップグレーディング
  3. 石炭の液化
Ⅲ. 天然ガスの利用触媒
  1. 合成ガス製造触媒
  2. 合成ガスからメタノール、DMEの合成 
  3. メタノールから合成ガソリンの製造
  4. F/T合成
  5. 合成ガス、メタノールからのLPGの合成
Ⅳ. 燃料電池触媒
  1. ガス精製
  2. PEFC(固体高分子型燃料電池)触媒
  3. SOFC(固体酸化物型燃料電池)触媒
Ⅴ. バイオマス利用触媒
  1. バイオマスのガス化
  2. エタノールの合成
  3. ETBEの合成
  4. FAMEの合成
  5. グリセロールの燃料利用
  6. 水素化バイオ燃料
Ⅵ. 水素エネルギー触媒
  1. 水素製造
  2. 水素貯蔵
  3. 光触媒による水素製造
Ⅶ. ケミカルヒートポンプ触媒
Ⅷ. CO2リサイクル触媒
  1. CO2とメタンからメタノールの合成
  2. CO2と水素からメタノール合成
Ⅸ. おわりに