粘着剤・粘着テープにおける剥離メカニズム
粘着剤の変更・形態形成を考慮した粘着剤剥離のメカニズムについて、物理学の立場から解説!
主催:R&D支援センター
日時:2012年6月27日(水) 12:30〜16:30
[講座のポイント]
本講座では、粘着現象の物理的側面について、現象を捉える空間スケールに応じた理論的枠組みを紹介する。特に、粘着テープの剥離に伴う粘着剤の変更・形態形成を考慮したタック・粘着力測定における剥離のメカニズムについて、粘弾性・レオロジー・パターン形成・非線形動力学をキーワードにして解説する。
[受講対象者・レベル]
粘着剤の接着・剥離にご関心のある方
[プログラム]
1.はじめに:空間スケールと剥離現象
2.粘着とレオロジー
2-1 粘弾性
2-2 剥離と粘着の三要素
2-3 粘着特性に関する経験則
2-4 テープ剥離時の応力分布
2-5 弾性論・流体力学に基づく剥離の理論解析
3.剥離による粘着剤の変形
3-1 Viscous Fingering
3-2 タックにおける粘着剤の形態形成
3-3 粘着テープの剥離における粘着剤の形態形成
4.剥離のダイナミクス
4-1 剥離速度に依存した剥離状態・形態形成
4-2 速度・装置の剛性への依存性
4-3 動的相図の重要性
[質疑応答・名刺交換]