ウェブハンドリング技術の基礎とトラブル対策【大阪講座】
フィルムの摩擦係数測定やスリップ防止設計の考え方、シワ・蛇行・巻きズレの防止、多層フィルムにおけるラミネートのポイント、ロールtoロールプロセスの要素技術などについて分かりやすく解説!
〜演習事例あり!最近の研究事例についても紹介!〜
主催:R&D支援センター
日時:平成22年10月4日(月) 12:30〜16:30
≪講師の言葉≫
ロールtoロールプロセスの基礎になるのがウェブハンドリング技術です。
本講座では、ウェブハンドリングの基本法則から理解し、その応用としてフィルムの摩擦係数測定やスリップ防止の設計の考え方、シワの発生条件やその防止方法、蛇行防止などについて、演習事例を交えながら解説を行います。
また、最近の研究事例についての紹介も行います。
フィルム製造、ロールtoロールプロセスなどに携わる多くの研究や製造の方々にとって、本講座がレベルアップのためのきっかけになれば幸いです。
≪プログラム≫
1.ウェブハンドリングとは?
2.ウェブハンドリングの力学
2-1 応力、歪、弾性率についての基礎からの理解
*ウェブ張力をどのように決めるか?
2-2 トラクション(摩擦)のコントロール、及び摩擦係数の測定方法
2-3 スリップ及びスクラッチの防止方法、ローラー抱角とウェブ張力の決め方の計算例(フィルムの表面傷防止)
2-4 より大きなトラクション(摩擦)を得る方法
3.シワの防止
3-1 シワの形態とウェブ搬送における基本法則の理解
3-2 シワの発生条件、及びウェブの面内応力分布の計算例
3-3 シワ発生条件の予測
3-4 ウェブの各種拡幅技術(各種シワ取り技術の紹介)
4.搬送時のウェブ浮上量とトラクションの変化
空気層厚みとトラクションの関係
5.巻取りロールにおける空気層厚みの解析
6.蛇行防止、巻きズレ防止
空気層厚みの制御による安定走行の実現
7.多層フィルムのラミネートのポイント
8.ウェブ搬送におけるローラー径の考え方
ウェブ厚み方向の応力分布を考慮したローラー径の計算例
9.最近のウェブハンドリングの研究例
9-1 ウェブハンドリングリサーチセンターの紹介
9-2 「IWEB」に見る最近の研究例(巻取やシワ防止技術)
【質疑応答・名刺交換・個別相談】
キーワード:巻き出し,巻き取り,巻出し,巻取り,講習会